明治大学「シェイクスピア・プロジェクト」の稽古で、野口体操を指導して、今年で10回目を迎える。
17回公演の出し物は「じゃじゃ馬ならし」。
真夏の暑いさなか、キャストの学生たちから良い刺激をもらっていた。
コロナ禍の今年は、一体どうなるのか、と思っていた。
ようやくオンライン稽古、そして無観客でオンライン配信が決まって、本格的な稽古が始まった。
決定までに時間がかかった。
稽古始めも相当に遅れているが、なんとか公演できる目処が立ったところで、私にも声がかかった。
決まったからには、やるしかない。
学生の未知なる世界への挑戦が始まるのだ。
エールを送りつつ、ワークショップの準備に取り掛かりたい。
Zoomが稽古場で、Zoomが教室で、Zoomが劇場になるなんて、誰が予想しただろう。
Zoomつながりの観客がいる2020年。
見えてくる風景が変わった?
いや、変わらない?
いや、世界がこれほど急激な変化を見せるなんて、誰が予想しただろう。
リアルレッスンとオンラインレッスン、ハイブリッド環境に、老体に鞭打って応じることになる晩夏。