電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

「ためしてガッテン」の内容に目からウロコが落ちる思い【追記あり】

2013年11月15日 06時02分14秒 | 健康
NHK-TVの「ためしてガッテン」という番組は、だいぶ長寿番組になっているのではないかと思いますが、ときどき興味深いテーマで、目からウロコが落ちる思いをすることがあります。以前の「ぜんそく」のときも、咳で困っていた自分の症状がいちいち当てはまり、すぐに呼吸器科に行って吸入ステロイドを試したところ、見事に咳が止まり、睡眠の質が劇的に改善して思わず感動したものでした。

過日の番組は、「鼻づまり」が特集でした。このときも、鼻ポリープの目安となる症状が「嗅覚が弱くなる」だそうで、うーむ、やや当てはまる面があります。鼻ポリープとは、喘息と同じく好酸球の活動により、炎症が副鼻腔で起こっている状況だそうで、咳喘息とは関連が深いとのこと。自分でも昔より「鼻声」になっていると感じますし、朝起きたときに痰がからむなど、心当たりがあります。現在は、アレグラ錠とタウナス・アクアスプレーの併用で、鼻詰まりの苦しさはだいぶ緩和されていますが、鼻ポリープの現状はどうなのか。

以前、鼻詰まりを訴えて初めて耳鼻科にかかったときには、「鼻茸はまだ小さいので、手術の必要はありません」と言われていましたが、最近はお医者さんに説明を受けたことはありません。一度ちゃんと聞いてみなければと思いました。

今週のテーマは「痛風」。「ためしてガッテン」というタイトルよりは、「中高年・みんなの健康」のほうが良さそうな昨今ですが、たいへん興味深いテーマが続きます。

痛風の激痛は、例えば関節部分で結晶化して骨に付着していた尿酸がはがれ落ち、これが刺激となることから起こるのだそうな。健康診断の尿酸値は、7が目安で、これより低いことが望ましいとのことです。私の場合、検査値は 3.0mg/dL ですので、良好と言ってよいのでしょうか。

ところで、痛風の原因となる尿酸は、食事摂取由来の割合は4分の1くらいで、残りの4分の3は代謝の過程で作られるとのこと。特に、果糖(フルクトース)の代謝の際に作られるものが少なくないので、ブドウ糖と果糖が結合した物質であるショ糖(お砂糖の主成分)の取りすぎに注意が必要との指摘に、思わず「ウーム」とうなってしまいました。プリン体の摂取をやかましく制限するだけではいけない、ということがわかりました。

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職場で愛用しているペンと文具

2013年11月14日 06時01分14秒 | 手帳文具書斎
当ブログでは仕事の話は一切書かないことにしておりますが、使っている私物の文具くらいはいいでしょう(^o^)/

写真は、上から

(1) プラスのステンレス・ハサミ
(2) ホチキス針のリムーバー
(3) ガチャック(?)
(4) 無印良品のノック式ラインマーカー
(5) 三菱 Jetstream 4+1 黒軸 0.7mm (黒・青・赤が中心で緑はほとんど使わない)
(6) 三菱パワータンク スタンダード(ノック式) 赤色 1.0mm 掲示物訂正・校正用
(7) トンボ モノ鉛筆(2B)  (訂正しました。
(8) パイオニア・カセットテープのおまけ消しゴム
(9) プラチナ プレッピー(Preppy) 0.3mm 古典ブルーブラック(カートリッジ)

を使っております。うーむ、クッキリ・ハッキリ路線ですなあ(^o^)/




4+1 の Jetstream ボールペンにも赤色がありますが、別途パワータンクの赤を用意しています。ノートについては、A5判の無地ルーズリーフに自作の様式を印刷して赤いバインダー(*)にセットし、ダイアリー兼雑記録用としています。あとは糊ですが、消えいろピットというゴールデンチームです(^o^)/

(*):ルーズリーフのバインダーも使ってみたいが~「電網郊外散歩道」2012年12月

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昨日は初雪が降った

2013年11月13日 06時05分47秒 | 季節と行事
昨日は、里にも初雪が降りました。ついに、という感じです。やがて来る冬将軍を迎えなければならないことは承知していますが、できれば遅いに越したことはない。娘は早々と冬タイヤに交換していましたが、私の方はまだ夏タイヤのままです。昨日は、新庄市では14cm、肘折温泉では30cmの積雪だったとか。「うわ~」と思わずため息です。



ちなみに、当ブログで「初雪」を検索すると、こんなふうです。

2009年:11月4日に、前日の初雪の話題を書いています。
2008年:11月下旬に、初雪なのにあたり一面真っ白になるほど降りました
2007年:11月中旬に初雪で、常夜鍋の話題を書いています。
2006年:12月上旬に、うっすらと降っています。
2005年:11月中旬に、みぞれ混じりの雨が降っています。
2004年:12月下旬に、今年はまだ雪が降らないと書いています。
2002年:11月5日に、初雪が降りました。2000年以降では、記録的に早い初雪でした。

ふーん、昔はけっこうマメに初雪を記録していたんだなぁ。最近は、初雪も記録していないからなぁ(^o^;)>poripori

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「カ・クリエ」というノートについて

2013年11月12日 06時03分59秒 | 手帳文具書斎
過日、行きつけの文具店で PLUS 社の「カ・クリエ」というA4判三つ折サイズの小型ノートを見つけ、試しに購入して来ました。上下セパレートのダブルリング・ノートで、右上に斜めにゴムバンドを掛けて開くのを防止するという工夫があります。A4判三つ折タイプとは言いながら、実際はカット用のミシン目が入っており、正確には三つ折の幅よりもリングの分だけ幅が広くなっています。そのため、A4判の書類を三つ折りにしてはさみ込んだり、貼り付けたりすることができ、はみ出しもありません。ちょっとした出張やお出かけの際に、案内文書や略地図、クーポン等を印刷して持参するのにもよいかもしれません。

では、肝心のノートの紙質は?恒例の万年筆インクのための裏抜け・裏写りテストをしてみました。
(1) プラチナ ブルゴーニュ(F) 古典ブルーブラック(ボトル)
(2) パイロット プレラ透明軸(F) 色彩雫「紺碧」
(3) パイロット プレラ青軸(M) 色彩雫「朝顔」
(4) パイロット コクーン青軸(M) 黒(カートリッジ)



その結果は、残念ながら古典ブルーブラックでもやや裏抜けする傾向が見られ、パイロットの「紺碧」「朝顔」に加えて普通の黒インクでも全滅です。どうやら、想定されているのはボールペンで、万年筆で使うような用途のノートではない、ということなのでしょう。

アイデア、意匠は好ましいだけに、紙質が万年筆を想定していないライトな(?)ものである点が残念。ボールペン派には便利な製品であると思います。

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法事の香典等の申し合わせのこと

2013年11月11日 06時06分03秒 | 季節と行事
先日、近所の親族の一周忌に参列し、焼香をしてきました。当地の一族の間では、法事について、次のように申し合わせています。

(1) 法事の香典は 5,000 円とする。
(2) 一周忌までは一族の者が参加するが、それ以降は近親者のみで行う。

田舎のことですので、以前は法事のたびに、三回忌も七回忌も、一族の者が集まっていました。でも、世代交代が進み、より若い世代は勤務をたびたび休むわけにはいかない事情が多くなって来たことによります。バブル前の昭和の頃であれば、法事で休むとなれば仕方がないと認められたものですが、今はそうそう大っぴらには休めないという事情が強まってきたためです。

また、引き出物を用意しても、どの家でも場所ふさぎになるだけですので、引き出物はなしとするとともに、法事の後に会食をして少々乾物などの土産を持たせる程度で良いのではないかと、申し合わせたものです。

一族の結束という点では、徐々に弱まるのではという心配もあったのですが、こういう相談をして合理的に取り決めをする過程で、むしろ新しい世代の相互理解が進んだような気がします。

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来年のダイアリー・リフィルは

2013年11月10日 06時02分02秒 | 手帳文具書斎
過日、出先の書店で、システム手帳用のダイアリー・リフィルを物色しました。今年(2013年)は月間ブロック式を選んで、記入スペースが小さすぎましたので、「見開き一ヶ月のリスト式のもので翌年三月まで記入できるもの」を選ぶ(*)ことにしていました。たまたま目についたのが、Davinci の「月間ー6」(レイメイ、DR1423)というリフィルです。

内容見本を外から見た限りでは、なかなか良さそうです。六曜表記もありますし、日曜祝日が赤で二色刷になっています。ほぼ条件を満たしますが、問題は紙質。こればかりは購入してみないとわかりません。で、エイヤッと(大げさ)購入してみました。さて、その結果は?




(1) 紙質は厚手ですが、プラチナの古典ブルーブラック・インクでさえも少々滲みますし、裏抜け・裏写りが少しですが見られます。
(2) パイロットの「紺碧」「朝顔」「黒インク」を、それぞれプレラ透明軸(F)、プレラ青軸(M)、青軸コクーン(M)で試してみると、細字・中字など線幅を問わず盛大に裏抜け・裏写りします。およそ万年筆の使用は想定されていないようです。
(3) 結論から言えば、「ハズレ」でした。ボールペン専用かつ Android や iPhone などスマートフォン・ユーザーならば紙厚が手頃なのかもしれません。私の用途では、残念ながら500円はちと高い気がします。もう100円と税額分を追加すれば、統計欄が意外に有用な「山形県民手帳」が買えてしまいます(^o^)/

結論:来年のダイアリー・リフィルは、振り出しに戻りました。いまだに決まっておりません。

(*):来年のダイアリーを考える~「電網郊外散歩道」2013年10月

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二枚組のCDの二枚目~ヴィヴァルディ「和声と創意への試み」の後半を聴くとき

2013年11月09日 06時01分07秒 | -協奏曲
LPの時代には二枚組にせざるを得なかった曲が、CDの収録時間のおかげで一枚に収まるようになり、大きな恩恵でした。ところが、CD初期の二枚組のCDケースはなんとも分厚いしろもので、収納にかさばるものでした。最近は、CDケースもずいぶん進歩して、通常の厚さのケースに二枚のCDを収めたコンパクトな二枚組が普及し、たいへんありがたいと感じます。

ところで、二枚組の曲集のうち、一枚目を聴いただけで満腹してしまい、二枚目は「また今度」となることがままあります。逆に、意識的に二枚目を聴いてみて、後半に大きな魅力を感じるようになることもありました。たとえば、ヴィヴァルディの協奏曲集「和声と創意への試み」Op.8などです。

一枚目は、言わずと知れた「四季」~春夏秋冬の四曲のほかに、「海の嵐」「喜び」といった副題のついた協奏曲が並びます。ところが、二枚目はいたってシンプルな「協奏曲第○番○○調」という名前が並ぶばかりです。すでに記事(*1)にしているように、オーボエによる演奏もたいへん魅力的ですが、本来のヴァイオリンによる協奏曲もまた、たいへんステキな曲ばかりです。最近、しばらくぶりに第7番~第12番までの6曲を通勤の音楽として聴き直してみて、あらためてその魅力を感じております。実にいいものですね~!

(*1):ヴィヴァルディは女学校音楽部の顧問の先生~「電網郊外散歩道」2005年9月

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犬が人を咬んでもニュースにならないが

2013年11月08日 06時00分34秒 | ブログ運営
「犬が人を咬んでもニュースにはならないが、人が犬を咬めばニュースになる」という言葉があります。初めてこの言葉を聞いたときは、思わず笑ってしまいましたが、時が経つほどに、しだいに考えさせられました。変わったこと、普通でないことを追い求める報道の特性というか、本質を突いたものなのではないかと感じられたからです。

報道の性格と同様に、放送番組や新聞・雑誌の記事などでも、ありふれたことはあまり取り上げられず、新奇なものがもてはやされます。新聞の生活らんにいくらでもあるではないかと言われそうですが、どうも取り上げ方の背後にメーカーの新製品の販売促進キャンペーンが透けて見えるような気がして、やはり報道の特性と同様な傾向を感じてしまいます。

世の中の大多数は、ありふれた日常をおくっているわけですから、最も共感を呼ぶのは、実はごくありふれた日常を切り取ったものなのではなかろうか。そういう目で見たとき、普通の淡々とした日常とそれを構成している様々な事物、すなわち普段の暮らしの報道や情報は、意外に少ないのではないかと思います。

最近でこそだいぶ落ち着いてきましたが、数年前までのブログの流行には、実はこういう背景があったのではなかろうか。普通の人たちが他人を意識し、自分の日常の生活や考え方、感じ方を発表することにおもしろさを感じ始めたのがブログの流行であり、負担の少ない短い文字数で発表することが好まれてツイッターが流行し、匿名性の弊害を嫌ってフェイスブックが流行する、ということなのでしょう。世の中の多くの他人様も、多少毛色は違っているけれど、本質的には自分とさほどかわりばえしない日常を送っていると感じてしまうようになったときに、書くことに飽きが来て負担になり始めるのでしょうか。



ブログを通じて、プロの演奏家の日常生活や感じ方・考え方を知るにつれて、多様な音楽表現を一直線に並べて優劣をつけたりするような発想は、きれいさっぱりと消えてしまいました。ブログ以前にもその傾向はあったのですが、音楽表現の多様性こそが大切なのだ、という考えを明確に意識するようになったのは、このブログを運営するようになってからのことです。「人が犬を咬む」ような演奏の事件性・一回性などは、必ずしも必須ではない。一定の水準を維持しつつ着実に回数を重ねる継続性・日常性に、むしろ価値があると思います。

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永六輔『職人』を読む

2013年11月07日 06時03分12秒 | 読書
岩波新書で、永六輔著『職人』を読みました。奥付を見ると、1996年10月21日の第1刷とあります。ほぼ7年ぶりの再読ですが、やはりしみじみと面白い(^o^;)>poripori

I 語る 「生き方には貴賤がありますねェ」
II 怒る・叱る 「怒ってなきゃダメだよ、年寄りは」
III つきあう 「必要なものは高くても買うのが買い物です」
IV 訪ねる 「使い込んでこそ美しい」
V 受け継ぐ 「職人大学生諸君!」

全巻これ職人の心意気と知恵がつまっていますが、とくにおもしろいと思ったものをいくつか拾ってみると:

「人間、ヒマになると悪口を言うようになります。
悪口を言わない程度の忙しさは大事です」(p.8)
「いいかい、
仕事は金脈じゃない、人脈だぞ。
人脈の中から金脈を探せよ。
金脈の中から人脈を探すなよ」(p.9)
「何かに感動するってことは、知らないことを初めて知って
感動するってもんじゃございませんねェ。
どこかで自分も知ってたり考えていたことと、思わぬところで出くわすと、
ドキンとするんでさァね」(p.13)
「他人と比較してはいけません。
その人が持っている能力と、その人がやったことを比較しなきゃいけません。
そうすれば褒めることができます」(p.36)
「批評家が偉そうに良し悪しをいいますけど、
あれは良し悪しじゃなくて、
単なる好き嫌いを言っているだけです」(p.66)
「若い仕事は若いだけじゃダメなんだ。
若いのに老巧でなければ、
若いことの意味がないんだよ」(p.68)

うーむ、おもしろいですね~。言葉の切れ味が、まさに職人のものです。こういう味は、年の功で年寄りにはわかるのでしょうが、若い人にはわかるのか?当時ベストセラーとなっていたこの本の部数を見ると、たぶん、若い人も面白がって読んだのではないかと思います。

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早朝の豊かな時間

2013年11月06日 06時04分56秒 | Weblog
前夜に早寝して、翌朝早く目覚めるとまだ五時前。夏場ならばすでに明るくなっていますが、晩秋の季節はまだ暗い。そっと起きて手早く着替え、いつもの仕事部屋の照明と暖房とパソコンの電源を入れてから洗面所へ。戻ってコーヒーを沸かします。

無粋な用件のメールは来ていないし、ブログの反応も穏やかでありがたい。そういえば今日は休日だったなどという日は、なんとなく時間を得した気分になりますし、勤務日の場合でも、気持ちに余裕があります。備忘録と手帳を眺めつつ、ブログの過去記事等も参照しながら、今日の予定を確認します。

コーヒーが美味しく、晩秋の寒さに熱さがありがたい。冬ならば、除雪機を動かして雪かきに追われますが、まだその季節ではありません。食事まで、少しですが本も読めますし、調べ物もできます。早朝の豊かな時間と言ってよいでしょう。

そうこうしているうちに六時になり、ミニコンポの電源が入ってラジオが鳴り出します。ゴソゴソと家人が活動し始め、いつもの日常が始まります。先日の土曜日には、塀を修理する件で業者と打ち合わせをして、午後には近所の葬儀に参列し、合間に柿の収穫をしました。なんだかんだと用件は途切れることがありません。

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今年も無事に柿の収穫をする

2013年11月05日 06時04分57秒 | 週末農業・定年農業
週末農業の最後の収穫は、柿です。今年も、11月の連休に、干し柿用と渋抜き用と、たくさん収穫しました。我が家では、サクランボと違って、柿は出荷するほどの量はありませんので、剪定を兼ねて枝ごと切り落とし、樹が周囲に伸びすぎないように刈り込んで、なんとか半日で終了できました。




ただし、問題なのは残った枝の処理です。柿の枝は成長が早く、例年のことながら大量の枝が残ります。これを焼却するのがひと仕事です。文化の日の日曜日に、早朝から作業を始めました。

まず、すっかり乾いた棒杭の切れ端や板切れなどを集めて中央に置き、新聞紙等を丸めて焚き付けにします。この上に短く切り落とした枝と柿の葉を積み上げていきます。新聞紙に点火して板切れや棒杭に燃え移ると、その熱で柿の枝や葉から水分が飛び、燃え始めます。ある程度の火力になると、あとは炎をあげてどんどん燃えていきますので、剪定ハサミやノコギリで30センチ程度に短く切った枝を追加していきます。炎が上がっている状態では、あまり煙は出ません。最初に点火する木材に、少し灯油をしみこませておくのも一つの方法です。真ん中に安定した熱源があると、生木でも乾燥しながら燃えていきます。すっかり燃え落ちる頃には、見事に白い灰になってしまいます。



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テレビで日本シリーズを観る

2013年11月04日 06時02分05秒 | 映画TVドラマ
今年は、東北楽天を応援する妻と老母の熱気に感化されて、プロ野球の日本シリーズを観ました。第五戦では、ふくらはぎにデッドボールを受けた藤田選手が、痛みをこらえて懸命に力走する姿を眼にして感動しましたし、則本投手がじっとこらえてよく踏ん張ったと思います。
一方、第六戦では、ルーキーの菅野投手が好投し、田中投手が打たれたのが意外で印象的でした。
さらに第七戦、一点ずつ加えていった楽天は、美馬投手の力投が光り、さらに則本投手が中継し、田中投手が抑えるというリレーで、見応えがありました。九回の最後、三振で3アウトを取ったとき、球場全体が大きな興奮の中にあったことを感じました。老母も妻も大喜び。まるでドラマの中のゲームのようで、巨人の選手は、きっとすご~くやりにくかったことでしょう(^o^)/

私が日本シリーズを観戦~もちろんテレビで~したのは何年ぶりでしょうか。たぶん、長島が現役だった頃以来かも(^o^)/
うーむ、今冬は記録的大雪じゃなかろうな(^o^;)>poripori

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ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」を聴く

2013年11月03日 17時06分50秒 | -オーケストラ
通勤の車の中でふと耳にした NHK-FM で、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」が流れていました。そういえば、この曲をずいぶん耳にしていないなあと思い出し、翌朝からポール・パレーのCDを車に持ち込み、さらに夜にネット上でパブリック・ドメインとなった録音を探しました。すると、あるある。ステレオ録音に限定しても、アンセルメ、ストコフスキーなど、1950年代末のものがけっこうある(*)ようです。

冒頭の、低めの音域を主体にしたフルートの旋律が印象的で、オーケストラとハープが眠たげに響きます。やがて、魅惑的な響きが妖精や水の精たちを追いかける牧神を表すのか、それも飽きた牧神が再び眠りに就く、といった音楽。
交響曲のようなかっちりした構成感とも、ワーグナーの楽劇における付随音楽のような劇的な迫力とも無縁な、とりとめもない響きの印象を積み上げることで描いた音楽。
あるいはまた、「さあ○○の曲を聴くぞ!」というような決意は不要で、むしろ「気分直しにドビュッシーでも聴いてみようかな~」というような気分にマッチする音楽です。



ストコフスキーの録音は、ゆったりしたテンポで奏でられる響きの移ろいに身をまかせながら、消えゆく音の余韻にひたるようなタイプの演奏です。独特の雰囲気を持った演奏で、これはゆったりしたテンポが好きな人にはとても好かれそうです。
アンセルメの録音は英デッカによるもので、比較的速めのテンポで演奏される曲の全体の響きを聞かせるだけでなく、聞かせどころのパートを積極的にクローズアップするタイプ。マルチマイクとミキシング技術の精髄と言ってよいかと思います。
ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団による演奏は、さらに速いテンポで、どちらかといえば率直でストレート、かつ清新な印象です。でも、若い頃にはローマ大賞を受賞した作曲家でもあったパレーらしく、ドビュッシーの音楽の雰囲気がしっかりと表現されています。これだけは Philips Super Best 100 という廉価シリーズのCDで、UCCP-7077 という型番のもの。マーキュリーによるワンポイント録音で収録されており、当時の録音技術の制約はあるものの、たいへん鮮明で自然な録音です。実は私はこのCDがお気に入りで、別の曲目でも何度か記事(*2~4)にしております。

演奏時間は、特にストコフスキーのものが、驚くほどの違いがあります。もしかすると部分的なカットの有無等の問題があるのか、そこらへんは調べていませんが、テンポに大きな違いがあるのは確かです。

参考までに、演奏データを示します。( )内は、録音年です。
■ストコフスキー指揮ヒズ・シンフォニー・オーケストラ(1957)
I=11:20
■アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団(1957)
I=8'56"
■ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団(1955)
I=8'20"

(*):クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label など。
(*2):ドビュッシー「夜想曲」を聴く~「電網郊外散歩道」2007年6月
(*3):涼しい風が入ってくる~ポール・パレーのドビュッシーを聴く~「電網郊外散歩道」2006年8月
(*4):ポール・パレーのサン=サーンス「交響曲第3番」を聴く~「電網郊外散歩道」2005年8月

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妻、今井さんと握手する!

2013年11月02日 18時44分07秒 | アホ猫やんちゃ猫
あのね、ご主人が出張で泊まりで、帰ってきた日にね、テーブルに着くなり、奥さんが嬉しそうに言うのよ。

ねえ、聞いて聞いて!
昨日、尾花沢の道の駅「ねまる」に寄ったらね、
山響のバスが停まっていたのよ。
中に入ったら、山響の団員の人たちが、買い物をしていてね、
私の眼の前に、今井東子さんがいらしたのよ!
嬉しくって、思わず右手を出してしまったんだけど、
今井さんも握手してくれたの!
今井さんと握手しちゃった!

そしたらね、ご主人が、何て言ったと思う?

へ~っ、いいな~いいな~!
よかったね~!いい日だったね~!

まったく、なんてミーハーな夫婦なのかしら。
あたしたちとは大違いね。ネコ族はそんなにミーハーじゃないのよ。
あっ、それそれ、その美味しそうなのを一つちょうだい!

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亡父からの入学祝は万年筆だった

2013年11月01日 06時03分05秒 | 手帳文具書斎
 以前の記事にもちらりと書きました(*1)が、私が中学に入学したとき、父からもらった入学祝は、万年筆でした。特徴的な形はよく覚えていたのですが、型番や製造時期などはまったくわかりませんでした。ところが、たまたま検索でブログ「万年筆倉庫-蒔絵万年筆」の記事(*2)に、この万年筆が紹介されているのを発見しました。どうやら、パイロットのRS-150という製品だったようです。父親は黒軸のものを選ばせたかったようでしたが、中学生になったばかりの私は、より安価でスポーティなタイプを選んだ、ということでしょう。たしかルーフ型のペン先を持つこの万年筆は、見かけによらずけっこう書きやすく、重宝した覚えがあります。

自分が父親になったとき、中学生になった子供に万年筆を買ってやろうとしたら、要らないと言われてしまい、がっかりすると同時に、時代の変化を感じたものでした。

(*1):万年筆のインク・カートリッジが普及した理由と現代~「電網郊外散歩道」2013年3月
(*2):「RS-150」1960年代製造~万年筆倉庫・蒔絵万年筆, ※画像もこちらからいただきました。

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