電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

生涯に読むことができる本の数は

2007年05月27日 07時06分02秒 | 読書
毎年暮に、パソコンの備忘録から一年間の読書リストを作成します。中学生の一時期のように、年間貸出カードが13枚を超えたというような時もあれば、大学受験期のように「二重らせん」ほか数冊のみ、というように幅はありますが、1年におよそ100冊というのが最大のようです。平均寿命まで生きたとして、15歳から75歳までのおよそ60年間に、読むことができる本の上限は100冊×60年=6000冊。退職後にはたくさん本が読めるだろうと思っていたら、大先輩に「目と気力が続かない」と教えられました。なんと、残すところあと2000冊がせいぜいのようです。

2000冊の本というのは、多いのか少ないのか。じっくり読むのならば充分に多いといえるでしょうし、軽い本を読みとばすだけなら少ないとも言えそう。魅力的なタイトルは新刊・復刊に多く、近ごろ某中古書店に行っても手ぶらで戻ってくることが多くなりました。「安物買いの時間失い」はしたくないなぁ、と思うようになったからでしょうか。

音楽CDにも同じことが言えるのでしょう。私の場合、やみくもに購入した未聴CDの山が残るだけ、というおそれは大です。まあ、とうぶん健康な間は「通勤の音楽」という必殺技が「農作業の音楽」に変わって継続する可能性がありますが(^o^)/

写真は、某家の法事に呼ばれたときのスナップ。参加した老人たちが老舗旅館の喫茶コーナーで故人をしのびながらくつろぐひとときです。下の写真は、散りはじめる前の小手毬。


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4 コメント

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う。 (きし)
2007-05-27 23:26:26
>「安物買いの時間失い」
厳しいお言葉です。耳が痛い…。

こでまり、好きです。鉢植えがほしいんですけど、なかなか…。
きし さん、 (narkejp)
2007-05-28 06:17:24
コメントありがとうございます。
いえいえ、価値観は人それぞれですので、「残り3分の1」に気がついてしまった者の戒めということで(^_^)/
こでまりの季節は過ぎてしまいましたが、近所にきれいなこでまりがあるのですよ。子どもの頃から、これがうらやましくて。アジサイやこでまりなど、いい花ですね。植物学的には花ではないのかもしれませんが。
むむ… (ひなにゃんこ)
2007-05-28 15:29:51
今でも読みたい本のリストばかりが増えていってます
一生のうちに読める本の数って、計算してみると案外少ないんですね!
それならばせめて、1冊でも多く、いい本と出逢いたいです
好みの本にちゃんとレーダーが働くよう、本の審美眼?も鍛えないといけませんね。
ひなにゃんこ さん、 (narkejp)
2007-05-28 18:56:43
当方も、読みたい本のリストは増殖しておりますが、いかんせん読む時間と気力が・・・。今読んでいるのが『Google誕生』。今後の予定は吉村昭の『黒船』の再読、ディケンズ『ニ都物語』、倉田喜弘『日本レコード文化史』、東野圭吾『時生』、モンゴメリ『アンの青春』、瀧井敬子『漱石が聴いたベートーヴェン』、田中圭一『村からみた日本史』、などなど。最近、昔読んだ本の再読が楽しくて(^_^)/

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