電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

果樹の開花日を記録する理由

2021年04月25日 06時00分34秒 | 週末農業・定年農業
専業農家だった父の逝去後、週末農業として経営を受け継ぐことになりましたが、困ったのが各種書類の記入です。例えば田畑の詳細な地番や面積などは、何で確認すれば良いのか。これは、固定資産税の通知を手がかりに、なんとか確認できました。しかし、果樹の生産管理工程表にある「開花日」は、何日と書けばよいのか?!

これは、当然のことながら、日頃から園地に足を運び花芽の状況を確認する観察と記録がもとになります。であれば、デジタルカメラで撮影した写真データの日付から、開花日を記録しておけばよいのではないか。



その結果、次のことがわかりました。

  • 桃「あかつき」の我が家での開花日は、今年の場合4月16日。
  • 桃「川中島白桃」の開花日はやや遅れて4月18〜19日。
  • サクランボの早生種「紅さやか」の開花日は例年早いのですが、「佐藤錦」の開花日は例年より早く、自宅裏の畑では4月18日〜19日頃、もう一つの園地では4月20日〜21日頃。

4月19日の桃「あかつき」は、ほぼ満開に近い状態です。気温が上がると訪花昆虫が飛び回ります。



なお、サクランボの収穫適期は、満開後55日頃とされており、満開後60日までに収穫を終えることが望ましいそうな。すると今年の場合は、6月18日前後が収穫適期となり、23日頃までに収穫を終えるのが望ましいとなるようです。もちろん、開花期は条件によって異なり、風がなく気温が高い住宅地内の園地では早まり、風が吹き抜ける水田地帯のど真ん中の園地では遅くなる傾向がありますので、地域によって数日から一週間ほど違いが生じます。




いずれにしろ、果樹の開花を観察することは大事な基礎データの記録につながり、重要な必須事項なのでした。

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