電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

農作業に不向きの日は農薬の点検管理表を作成

2021年04月15日 06時00分47秒 | 週末農業・定年農業
うすら寒い雨模様、しかも風の強い日は、どう考えても農作業には不向きです。園地登録書などの提出書類はすでに農協に届けましたし、書類仕事はもうありません。では終日ゴロゴロしているしかないかと思ったら、デスクワークがありました。

毎年春に、サクランボや桃、スモモ、プルーン、リンゴ等の果樹の防除に用いる抗菌剤や殺虫剤等の在庫点検と発注を行っています。基本的には、当地の農協が示す果樹防除暦に沿って実施していますが、樹種と時期によって使用する薬剤の種類や濃度が違いますので、必要最小限の量を計算して余らないように発注する必要があります。そのためには、樹種別に記載された防除暦では薬剤の品目別の数量を把握するのに不便ですので、逆に薬剤の品目別に必要量を集計できるワークシートがあると便利でしょう。ここはコンピュータの出番です。

確定申告も終わったことだし、LibreOffice の表計算に作ることにしました。項目は、次のとおり。

 A  B   C   D    E  F G   H   I J  K L  M
1: 月 時期  時期2 薬剤名称 適用 基準量 散布量 必要量 在庫量 発注量
2: 3月 下旬 休眠期 ◯◯◯◯ 桜桃 2 L   5   10 L  10 L  なし
3: 〜以下略〜

ここで、基準量は100Lあたりの量とし、散布量は100L 単位ですので、基準量×散布量が必要量となります。必要量と在庫量の差が購入すべき量になります。基準量や必要量、在庫量等は数値と単位を別セルにしており、F2*H2 が I2 になります。
表計算ですので、A列とB列でソートすれば複数の果樹にまたがる月別防除計画が一覧できますし、E列とA列、B列でソートすれば樹種別月次防除計画ができます。また、例えばサクランボと桃で共通の薬剤を使うこともありますので、D列とA列でソートすれば薬剤別の月別必要量が一覧できます。



ふむふむ、このワークシートがあれば、果樹園の防除作業にかなり役立ちそうです。利用者は私一人で、複数人が同時参照編集する可能性は皆無ですから、データベースソフトを使うまでもないでしょう。今のところ、年間の防除回数が一番少ないサクランボの入力が終わった段階です。後は桃、スモモ、プルーンなどか。一番厄介なのは年間の防除回数が圧倒的に多いリンゴです。早めに完成させて、なんとか今週中に在庫点検と発注まで終えたいところです。

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