電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

筆記具にも名脇役があって

2021年04月12日 06時01分48秒 | 手帳文具書斎
名作ドラマは、主役の他に名脇役がいて成り立つことが多いものですが、筆記具にも得難い脇役というのがあります。主役とは言い難いけれども、これなしには成り立たないというような、重要な役割のペンです。例えばぺんてるの携帯用筆ペンや、ボールペンで言えばパワータンク、万年筆で言えば中字とはいうものの実質的に太字に近いモンブランのマイスターシュテュック149などです。

人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける  紀貫之

先日、行きつけの文具店に注文していたぺんてるの携帯用筆ペン「GFKP」のインクカートリッジが届いたと連絡があり、購入してきました。下手な筆字で試し書きをしましたが、これで急な冠婚葬祭等の連絡にもすばやく対応できますし、急な歌会にも……いや、それはないか(^o^)/



また、ボールペンではジェットストリームをメインに使っているわけですが、演奏会のメモなど速記なみのスピードと静けさで書く場面でなければ、上向き筆記もポリ袋への書き込みもできるパワータンクの汎用性は魅力的です。同じくつい先日インクがなくなり、2018年4月以来3年ぶりにリフィルを交換しました。替え芯も1.0mmの太字で、このなめらかな書き味はたいへん魅力的です。



もう一つ、モンブラン。普通、舶来の万年筆と言うとなぜか別格に扱われることが多いように思いますが、私の場合、インク補給の頻度から言ってもメインはプラチナ社の#3776ブルゴーニュ(F)が主体で、これに同じ古典ブルーブラックを使っている中字のペン(プロシオンやカクノ白軸など)が続きます。備忘録のタイトルを太字で目立たせるとか、年輩の親戚に手紙を書くときなど、便箋に太めの大きな文字で書く場合などには重宝します。




インク補給も、ペン先が巨大なため、プラチナ古典BBの旧タイプの容器がちょうどよく、愛用しています。これも、いわば名脇役の一つかもしれません。

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