電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

中字のプレッピー万年筆に古典ブルーブラックを補給する

2016年08月14日 06時02分30秒 | 手帳文具書斎
中字のプレッピー(Preppy)万年筆(0.5mm)にインクコンバータを取り付け、使い始めた当初はなんだか書き味がいま一つでしたが、使っているうちにしだいにインクフローも改善され、何度かインクを補充しているうちに、良好な書き味に変わってきておりました。このたび、インクがそろそろなくなってきていましたので、プラチナ社の古典ブルーブラック・インクをボトルから吸入し、補充しておきました。

老眼世代ですので、文字があまりに小さいと、とても読めません。その点、中字の万年筆でクッキリ、ハッキリ書いた文字は、何の苦もなくすっと読むことができます。プラチナ社の古典ブルーブラック・インクは、多様な紙で裏抜けなく使える貴重な存在ですので、ボールペン的に使われることの多い廉価万年筆との相性も抜群によろしい。これならば、安心して使うことができます。金色に光る五百円のインク・コンバータが、二百円の万年筆の透明軸の中で光っています。

そういえば、乾燥に強いスリップシール機構を備えたプレッピー万年筆の細字(F:0.3mm)の買い置きがありましたので、リビングのデスクに常置するために、同社の古典ブルーブラックのインクカートリッジを装着して使い始めました。カートリッジの場合、ボトルインクと違って青色の色素が不足するようで、少々影が薄いというか、たよりない筆跡です。例によって、使い始めはインクフローが渋いようで、その印象に輪をかけています。



写真のように、中字のプレッピーのほうは首軸全体にインクがまわっていますが、新しい細字のプレッピーのほうは、首軸全体がインクで満たされた状態からはほど遠く、カートリッジ側3分の1くらいが、インクが満たされた状態になっているようです。このあたりの経時変化と書き味がどんなふうになっていくのかも、この製品の興味深い点です。

プラチナ社では、プレッピーの上位版となる製品「プレジール」に、新色オレンジ色の製品(*1)を発表し、人気となっているようですが、残念ながら当地では見かけません。見つけたら、使い込んだプレッピーと首軸ごと交換してしまおうかと考えているのですが(^o^)/
いやいや、同じオレンジ色なら、吸入できるインク量の多いツイスビー(TWSBI)万年筆(*2)あたりも興味深いところです。

(*1):プラチナ万年筆ニュースリリース~ニューカラー「ノバ・オレンジ」のプレジール
(*2):TWSBIツイスビー万年筆「ダイアモンド580ALラヴァー」~秋田萬年筆倶楽部&とみや文具店

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