電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

CDで持っていない曲や演奏のLPレコードは

2016年08月01日 06時04分05秒 | クラシック音楽
リビングに設置した簡便なレコードプレーヤーのおかげで、CDやMP3/FLAC等の再生のほかに、LPレコードという媒体を再び楽しむようになりましたが、よく考えると、かなり多くのレコードと同じ曲をすでにCDで持っているというだけでなく、中には全く同じ演奏・録音を両方で持っているものも少なくないのが実情です。その点から言えば、ライブなりビングで小型スピーカによる再生に向くレコードを探すというよりも、CDで持っていない、LPでしか聴くことができない曲や演奏にはどんなものがあるか、ということが大事なポイントです。一枚一枚調べたわけではありませんが、パッと思いつく限りでは、

  • ハイドン歌曲集、テレサ・ベルガンサ(Sp)
  • ベートーヴェン、ピアノソナタ第3番・第4番、リヒテル(Pf)
  • シューベルト、ヴァイオリン作品全集、ミシェル・オークレール(Vn)
  • メンデルスゾーン、オラトリオ「エリア」、ミシェル・コルボ
  • ドヴォルザーク、「スターバトマーテル」、クーベリック
  • グリンカ、「歌曲集」、ニーナ・ドルリアク(Sp)
  • プッチーニ、グロリア・ミサ、シモーネ指揮フィルハーモニア管
  • プッチーニ、オペラアリア集、モンセラート・カバリエ
  • プロコフィエフ、ヴァイオリンソナタ、フルートソナタ、ピエール・アモヤール(Vn)、デボスト(Fl)
     ※演奏者名はレコードの表記より

うーむ、やはりけっこう大事な、印象に残るレコードがあります。早まって処分しなくて良かったと思うのは、例の「中高年の捨てられない症候群」の一種なのだろうとは思いますが、でもやっぱり捨てないでよかった(^o^)/

逆に言えば、いかに多くのLPをCDで買い直しているか、ということに気づきます。ジョージ・セルの正規録音の多くはこれにあてはまりますし、スーク・トリオやスメタナ四重奏団による室内楽作品、あるいはクーベリックのシューマンやマーラーの交響曲もその例でしょう。声楽のLPが意外に多いのも特徴かもしれません。これとは反対に、LP時代にはほとんど購入した例がなく、CD時代になって意識して集め始めたのは、ハイドンの弦楽四重奏曲でしょうか。このきっかけというか始まりは今世紀の始め、最初の単身赴任時代からですが、その後は山形弦楽四重奏団の定期演奏会の影響が大きいです。

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