電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

Linux25周年~いつのまにかそんなに!

2016年08月28日 06時02分10秒 | コンピュータ
いくつかのコンピュータ系サイトで、Linux25周年のニュースが掲載(*1)されていました。1991年8月25日、フィンランドのヘルシンキ大学の大学院生リーナス・トーバルズ氏が、UNIX系教育用OSであるMinix互換の新しいOSのリリースを告知した日です。この頃、私はMS-DOS利用の真っ最中でした。この日から数えて25周年、私がそれまで FM-TOWNS で実験的に試していた TownsLinux を経て Linux をメインにするようになったのは VineLinux1.1 あたりからですから、振り返れば私ですら17年以上、そろそろ20年近くになるのですね。



手元にある月刊「アスキー」誌の1999年8月号は、「AIBOがもらえる~コンテスト開催中」というフレーズも懐かしいもので、

特集I CD-ROM連動・保存版~MP3最強環境を作る!
特集II 明日はホームLANだ!~家庭とSOHOでこそ活きるネットワーク
特集III 真打ち登場!日本人による日本人のための~VineLinux1.1を入れよう!
特別企画: 今どきのWebページ作成ソフト購入ガイド
独占詳報! 一太郎10+ATOK13のすべて

というように、付録CDの2枚目に最新版のVineLinux1.1が収録されていました。



このアスキー誌はずいぶん印象深く、大半の号を処分した後も、記念に残しているものです。例えば、広告を見ると、当時の様子がよくわかります。




世の中では、i-mode が席巻しており、パソコンは1式10万円超くらいが相場でした。また、ソフトウェアも、MS-Office2000 や LotusSuperOffice2000 などが広告をうつほどでしたし、一太郎やATOKの新バージョンが特集を組むほどの力を持っていました。





MP3再生プレーヤーというのも当時の流行でしたし、MP3が特集のテーマになるという時代でもありました。




ところで、私にとっての Linux 個人史は、

  • 1995~96年頃 「Oh!FM-TOWNS」誌で TownsLinux の記事を読み、興味を持つ
  • 1998~99年頃 『るんるんLinux』で FM-TOWNS に TownsLinux を導入
  • 1999年 ASCII誌の付録で DOS/V機に VineLinux1.1 を導入






  • 以後、VineLinux2.0→2.1→2.6→3.0 という具合にバージョンアップ
  • 2008年 新規購入PCの WindowsVista を消去し、Ubuntu 8.04LTS を導入
  • 以後、10.04LTS→12.04LTS→10.04LTS と戻り、現在に至る

というものです。途中、中古機で VineLinux4.1 や PuppyLinux なども試したり、ネットブックで Ubuntu8.04LTS を使ったりもしてみましたが、結局はハードの寿命とともに途絶えました。現在のメインPCも、もうすぐ9年になろうとしていますので、そろそろ新規マシンに代替えしないといけないようです。その場合は、最新の64ビット UbuntuLinux なんてのを試してみることになりそうです。

(*1):例えば、「ZD Net-Japan」のこの記事や、あるいはこの記事など。

コメント (2)