電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ビアガーデンに行き、思ったこと

2005年07月16日 21時15分13秒 | Weblog
夜、ビアガーデンに出かけた。地区内の老若男女が出ている。今年は、和太鼓の出し物があった。三人の奏者がたっぷり三十分、リズムの饗宴を繰り広げた。交互に強弱があり、乱打あり変拍子あり、お腹にびんびん響く迫力ある演奏だ。主催した若者会の人たちも楽しそうだ。
普段はなかなか顔を合わせることができない同世代の人たちと、ひととき話しに花を咲かせた。製造業では、上海やらアメリカやらポーランドやら、いきなり明日の出張がとびこんでくる現実がある。英語が通じる国だけとは限らない。地図のコピーと手真似だけで行き先を知る場合も多い。お互いにそんな話しをすると、未知の世界に何の苦もなく飛びこんで行ける若さが羨ましいと言う結論になった。
十年一日のごとくカラオケで同じ演歌を歌う老人たちとは違う苦労が、変動する世界を生きる人たちにはある。ビアガーデンに和太鼓グループを招こうという意欲が、若い人たちの間にあることが頼もしい。これまでになかったことを始めようとする気力を高く買いたい。
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ソースネクストがLinuxを売るようになると

2005年07月16日 13時38分14秒 | コンピュータ
三連休の初日、朝寝坊したので午前中に床屋に行き、ゆっくり新聞を読んだところ、朝日の土曜版のフロントランナーに面白い記事が出ていた。PCソフトを価格破壊する「第三の男」というキャッチフレーズで、ソースネクストの松田社長を紹介するものだ。この記事の中で、8月にLinuxを発売する、と言明している部分があり、興味を惹かれた。調べてみると、発売予定なのは、TurboLinux PersonalとMultimedia の2製品のようだ。

私が利用しているソースネクストの製品は、唯一 StarSuite6.0 のパッケージを購入して、VineLinux 上で使っている程度だが、最近書店や量販店で1,980円のパッケージをよく見かける。知人に「とにかく安いウィルス対策ソフトを紹介して」と頼まれたとき、手っ取り早く店で売っている一番安いやつを入れとけ、などと無責任な答えをしているが、特に苦情もないところを見ると、それはそれで不都合はないようだ。また、Lotus1-2-3があの値段で売られているのを見ると、かつての栄光の時代を知る者には、なにかしら感慨を覚えずにはいられない。

StarSuite7.0は、一年間の有効期限付きで売られていたが、一年なんてすぐにたってしまう。実際問題として、PDF作成機能は魅力的だがPDFなんてそうそう作るものではないし、Windows用に購入したAcrobat3.0 を 4.0 にバージョンアップしている。Windows98用だが、2000 でも管理者権限でならば動作する上、TeX/LaTeXで作成したdvi文書はたいてい mkpdfmx コマンドで作成できる。そんなわけで、魅力を感じつつバージョンアップは見送っていた。
(もっとも、最近期限なしの unlimited 版が出ているようだ。)

だが、雑誌 LinuxMagazine も休刊し、新しいディストリビューションを入手してフォントや環境を整備してアプリケーションをインストールする手間を考えると、TurboLinux に StarSuite7.0 が付いた製品が3,970円(初回限定:*)で買えるなら、それも面白い。また、関連する Linux用アプリケーション、例えば「かんな」のかわりに使える日本語入力などが1,980円で買えるようになるということも期待できるかもしれない。利用者に頻繁に届く製品案内のメールの在り方は改善の余地があると思うが、松田社長にはがんばってもらって、コンピュータの日用品化を実現してもらいたいものだ。

*:ソースネクスト社の新製品案内のページ
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