電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ソースネクストがLinuxを売るようになると

2005年07月16日 13時38分14秒 | コンピュータ
三連休の初日、朝寝坊したので午前中に床屋に行き、ゆっくり新聞を読んだところ、朝日の土曜版のフロントランナーに面白い記事が出ていた。PCソフトを価格破壊する「第三の男」というキャッチフレーズで、ソースネクストの松田社長を紹介するものだ。この記事の中で、8月にLinuxを発売する、と言明している部分があり、興味を惹かれた。調べてみると、発売予定なのは、TurboLinux PersonalとMultimedia の2製品のようだ。

私が利用しているソースネクストの製品は、唯一 StarSuite6.0 のパッケージを購入して、VineLinux 上で使っている程度だが、最近書店や量販店で1,980円のパッケージをよく見かける。知人に「とにかく安いウィルス対策ソフトを紹介して」と頼まれたとき、手っ取り早く店で売っている一番安いやつを入れとけ、などと無責任な答えをしているが、特に苦情もないところを見ると、それはそれで不都合はないようだ。また、Lotus1-2-3があの値段で売られているのを見ると、かつての栄光の時代を知る者には、なにかしら感慨を覚えずにはいられない。

StarSuite7.0は、一年間の有効期限付きで売られていたが、一年なんてすぐにたってしまう。実際問題として、PDF作成機能は魅力的だがPDFなんてそうそう作るものではないし、Windows用に購入したAcrobat3.0 を 4.0 にバージョンアップしている。Windows98用だが、2000 でも管理者権限でならば動作する上、TeX/LaTeXで作成したdvi文書はたいてい mkpdfmx コマンドで作成できる。そんなわけで、魅力を感じつつバージョンアップは見送っていた。
(もっとも、最近期限なしの unlimited 版が出ているようだ。)

だが、雑誌 LinuxMagazine も休刊し、新しいディストリビューションを入手してフォントや環境を整備してアプリケーションをインストールする手間を考えると、TurboLinux に StarSuite7.0 が付いた製品が3,970円(初回限定:*)で買えるなら、それも面白い。また、関連する Linux用アプリケーション、例えば「かんな」のかわりに使える日本語入力などが1,980円で買えるようになるということも期待できるかもしれない。利用者に頻繁に届く製品案内のメールの在り方は改善の余地があると思うが、松田社長にはがんばってもらって、コンピュータの日用品化を実現してもらいたいものだ。

*:ソースネクスト社の新製品案内のページ
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