評価 (3点/5点満点)
放送作家・コンサルタントとして年間2000件以上の会議に出席している野呂エイシロウさんが、会議の本質について考え、その上で必要なテクニックを解説します。
ビジネスパーソンにとって最も重要なのは、まずその会議の場に「呼んでもらうこと」。そこで自分の能力を試しつつ、伸ばしていくのです。
この本では、会議をバレーボールに例えてあるべき考え・行動を紹介します。チーム一丸となってボールを拾い、いかに相手コートに強烈なスパイクを打ち込むか、それが問われるのが会議だとしています。
若手のビジネスパーソンが、いかに上司・先輩から会議に呼ばれ、そこで発言などの機会を得られるか・・・以後の成長に大きく関わってきますよね。
【my pick-up】
◎発言は長くても7分以内に
長々と発言する人間は嫌われます。会議中は、残り時間や進行度合いを把握して、自分の発言を上手にコントロールしていきましょう。個人の発言はどんなに長くても7分以内に収めましょう。最初の3分で自分の発言に対する周囲の反応を確認することです。10分以上聞いていられる面白い話などほとんどありません。10分の平凡な説明より、5分で印象に残る発言ができるように普段から訓練しておきましょう。
◎人の意見にまず乗っかる
たとえ反対の意見であっても、自分のアイデアを補強するよい材料になります。なるべく他者の意見を引き継ぐように話をしていき、「その延長線上に自分の発言も生まれた」と印象づけるのです。実はこのテクニックは、他の発言者と違う意見を述べるときにこそ使うべきなのです。実は全く違う意見であっても、「前の人のおかげで出てきた発想」だということをアピールしたほうがいいのです。
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