厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2015年175冊目『言葉の選択』

2015-10-15 22:55:37 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「ありがとうございました」と「ありがとうございます」

「ありがとう」と「すみません」

こんなちょっとした言葉の違いで意味合いが大きく変わり、せっかくの気持ちが台無しになってしまうこともあります。

この本では、ビジネスシーンで起きているコミュニケーションの間違いを、何気なく使っている2パターンの言葉で表現して、どちらが正解なのか分かりやすく解説します。日頃の言葉の選択の間違いが、サクッと理解できることを目的としています。

・相手にお願い事をすること自体が既に相手を信頼しての行為。「信頼しています」という気持ちを真っ先に相手に伝えること。

・相手をほめる時、相手に対しての興味と関心がないと、ほめ言葉は出てこない。

・相手に断る時、お互いに次回はぜひお願いしたいという気持ちと、「お断りするのは不本意でありますが」という言葉を付け加える。断ることが縁の終わりではなく、次の新たな縁の始まりと考える。

・相手を叱る時、叱って説き伏せるのではなく、その原因を見据えて、未来に向けてどうあるべきかを説こう。

・部下からの報告では、パソコンから目を離し身体の向きを直して、正面を向いて必死に聞いてくれる上司になろう。

本書で紹介されているビジネスシーンごとの言葉の選択の正解にも、一概にそう言えないと感じるものもありましたが、ある意味コミュニケーションには柔軟性が必要だということを改めて認識した1冊でした。

【my pick-up】

◎プロジェクトの成功を上司にお礼する時

上司がそのプロジェクトに全く協力を示してくれていなかったとしても、お礼は必要です。どうせなら、可愛がられる部下になって、毎日の仕事を楽しいものにしていきましょう。

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