厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2015年165冊目『「儲かる会社」の財務諸表』

2015-10-02 14:01:35 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

会計は、「経営を総合的、包括的かつ統一的にとらえる唯一のツール」。

財務諸表のBS(貸借対照表)とPL(損益計算書)から、①儲けの構造がわかる、②戦略が読める、③時系列で並べれば戦略の動きが読める、といったことが読み取れます。

この本では、以下のことが学べます。

・本物の財務諸表をできるだけたくさん読む

・ビジュアルで大くくりにとらえ、数字はどんぶり勘定、アバウトで

・BSとPLが先決、CFS(キャッシュフロー計算書)は後回し

・わからない専門用語はとりあえず無視

・現場、現物、現実の情報とリンク

特に、BSの大きさ、PLの大きさ、そして利益の3つだけ読むことにフォーカスしています。

エレクトロニクス・IT業界(東芝・アップル・サムスン・ドコモなど)や自動車業界(トヨタ・フォルクスワーゲンなど)、小売業界(アマゾン・楽天・ユニクロ・セブンイレブンなど)、製薬業界(武田・大塚HDなど)、住宅・インフラ業界(三菱地所・東電など)、計50社近い財務諸表を読むことになり、ビジュアル化した要約版であっても「もう財務諸表は読める」と自信を持ってもいいと思います。

國貞克則さんの「財務3表一体理解法」と近いアプローチですが、本書のほうがより各社の業務に踏み込んだ内容になっています。
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