厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2015年181冊目『なぜ、あの上司は若手の心を開くのか』

2015-10-26 21:30:32 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

2010年ごろから社会に出始めたゆとり世代。今、職場にやってくるのは「ゆとり」真っ只中の世代です。しかし、この本では「ゆとり=ダメ」というのは事実ではなく、若手が活躍する組織には、彼らの能力を引き出す環境、それを作る上司の存在があると言います。

本書では、ゆとり世代が育ってきた環境から、彼らの価値観や強みを理解したうえで、彼らの強みや能力の引き出し方・活かし方、ギャップを埋めるコミュニケーション方法を紹介します。

・質量ともに高いレベルの知識、情報を持っている。その理解や処理も速い

・言われたことはきちんとやる

・リスクヘッジが得意

・ムダを嫌い、合理的に効率よく働く

・「社会に貢献したい」という気持ちが強い

そんな彼らの強みを上司は活かさないといけないですね。

また、「叱る」については、上司は「叱咤激励」と捉えているのに、部下は「アドバイス」とまったく違う捉え方をしています。どうしても相手を叱責したり、ダメ出しばかりしてしまいがちですが、部下としては話を聴いてくれ、アドバイスをしてくれ、良い方向に導いてくれるメンター的な存在を上司に求めているのです。

ゆとり世代の特徴を理解し、それに合わせたコミュニケーション(聴く・話す・ほめる・叱る・やる気にさせる)を取って協働関係を作っていきましょう。

【my pick-up】

◎上司みずからモデルとなる

彼ら(ゆとり世代)の話を聴いていると「上司に憧れられない」、上司は「つらそう」「疲れてそう」「大変そう」で、そこまでして出世したくない。上司は部下にとって未来の自分の姿。部下はあなたの働き方、生き方を見ています。人は輝いている人についていきたいと思うもの。あなた自身がイキイキと輝き、充実していれば自然と部下はついてきます。

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