評価 (3点/5点満点)
見抜く力(洞察力・見識)=深い知識(知恵)+正しい経験の積み重ね
キャノン電子社長の酒巻久さんが、多くのビジネスパーソンに有用な「見抜く力」の身につけ方をお伝えします。
見抜く力とは、言い換えれば、シンプルで美しい本質に、素早くたどり着く力、ということであり、上記の2つを身につける必要があります。
リーダーとして、会社や個人(人間)に関する問題の本質を考え、強み・弱みや時代の変化を見抜きながら、成果を出していくヒントに本書はなると思います。
【my pick-up】
◎40代になったら、20代の2倍勉強する
体系づけられた幅広い知識を身につけるにはどうすればいいか。これはもうひたすら勉強(座学)するしかない。プレーヤーとしての能力が衰え、マネジメントの能力が必要になる40代以降であれば、会社から求められる100の能力を維持するために、20代の頃の2倍の勉強が必要になる。50代なら、3倍勉強しないと、とてもではないが100の能力を維持できない。
無駄な残業をだらだらとやったり、どうでもいい飲み会で会社の悪口を言っている暇があったら、さっさと家に帰って勉強することである。40代、50代になっても会社から必要とされる人間であり続けるには、それしかない。