厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2012年84冊目『「気がきく人」のスマート仕事術』

2012-06-21 14:18:10 | おすすめビジネス書

評価  (3点/5点満点)

目の前にあるやるべきことだけを見るのではなく、俯瞰することで仕事の目的や意義を理解し、相手の立場に立ってプラスαの付加価値をつける仕事術です。

この仕事術は、相手を思いやる心遣いと、ちょっとした工夫や、視点を変えてプラスとなる習慣を持つことで、身につけることができます。

今ここにある仕事を大切にしていくこと。

相手を思いやること。

成功するヒントは、皆さんのすぐ目の前にあることを実感できる1冊です。

【my pick-up】

◎仕事の目的・背景を知ろう

どうしたら気がきく人の仕事になるでしょうか。まず指示が点です。この時点では、作業レベルでしかありません。そこで、背景を知ることで平面的な仕事になります。さらに目的を知ることで、立体的に仕事をとらえることができ、奥行きのある仕事が実現できるのです。どんな業務も突然発生するのではなく、背景・目的があります。日頃から仕事の目的意識を持って、どうすればベストな結果を出せるかを常に考え行動する姿勢が大切です。

指示による作業(一次元の仕事):「アレやっておいて」のアレの作業だけでは、「気がきかない」といわれてしまいます。

背景を知ることで平面的な仕事になる(二次元の仕事):背景がわかると自分で工夫することができます。

目的を知ることで奥行きのある仕事ができる(三次元の仕事):最終目的がわかれば、自分の裁量だけではなく相手のニーズに合わせて最大限の工夫をすることができます。

◎スムーズに仕事が進む「やわらかい表現」

クッション言葉+状況説明+代案提示+意向伺い(依頼形)+α

これは、いろいろな場面で応用できます。不在応対の際にも、「申し訳ございません。あいにく北川は席をはずしております。もしよろしければわかる者がおりますので、代わりましょうか」のように、同じ流れで受け答えできます。流れを覚えてしまえば、状況に応じてアレンジできるのです。

そして、さらに上ゆく対応として、プラスαの「華言葉」を加えるのです。

コメント (1)
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