厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2012年79冊目『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』

2012-06-14 11:46:04 | おすすめビジネス書
20歳若く見えるために私が実践している100の習慣 20歳若く見えるために私が実践している100の習慣
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2012-03-22

評価  (3点/5点満点)

厳密な意味でのビジネス書ではありませんが、医学博士(乳腺専門医)の南雲吉則さんの本は、最近売れているの書籍の中の1つです。

その理由は、南雲さんが現在57歳にもかかわらず、脳年齢38歳、骨年齢28歳、血管年齢26歳だということ。南雲さんご自身、30代のころは今より老けた外見をしており、メタボ体型で健康にも不安があったそうですが、健康のためにと様々な文献を読んだり自分の生活を試行錯誤したりしてたどりついたのが、本書で紹介されている方法です。

また、「20歳若く見える」というと、外見のことばかりを考えがちですが、心の若さを保つことの重要性にも触れています。「心・美・体」という3つの若さの調和をとれていることが、本当の若さだと言えるでしょう。

実は誰もが何が体に悪くて、何が良いかということはほとんどわかっているのではないでしょうか。たばこが悪いとか暴飲暴食が悪いとか、そういうことはわかっているのに、どうしてやめられないのかということが問題です。

病気になったときに慌てて、泣きついてくるくらいであれば、今のうちに何が良いか悪いかということを、本書を参考にして分別し、実際に行動しましょう。

【my pick-up】

◎「腹6分目」を目指す

若く美しくありたい、というのは人々の永遠の願いです。そこでズバリ申し上げましょう。「あなたは食べすぎです」

空腹の状態になると、サーチュイン遺伝子が発現して、体内の細胞の傷ついている遺伝子を修復してくれるのです。その結果長寿と若返りが可能になるのです。

「腹8分目」と昔はいったものですが、今は「腹6分目」といったほうがぴったりくると思います。

◎簡単に痩せられる南雲流「一汁一菜」の方法

簡単に痩せる方法をお教えしましょう。そのコツは、ズバリ「食べないこと」です。

簡単にできる、南雲流「一汁一菜」の方法をあみ出しました。今までの6割に減らしたいのなら、今まで使っていた食器の6割の大きさの食器に変えればよいのです。

おわんとお皿に収まるものであれば何を食べてもよく、内容の制限はありません。

◎何を食べてもよい「一日一食」を実践する

「一汁一菜」は、食事の量を調整して食べる方法ですが、なかには忙しくて、毎食きちんとした食事を用意して食べるのが難しい人もいると思います。

そういう人におすすめなのが、「一日一食」。この方法は、とても単純で、食事の回数を減らす、という方法です。

夕食時にその日はじめての食事を胃のなかに入れるときは、何を食べてもよいし、お酒を飲みたければ飲んでかまいません。量の制限もありません。食べたいだけ、食べていただいて結構です。

◎休肝日で肝臓は回復しない

「週に2日間休肝日をつくっているから大丈夫」という人がいますが、こういう人は休肝日の間に肝臓が回復すると信じているのでしょう。そこでズバリ申し上げます。「休肝日は意味がない」

確かに、休肝日によって「肝臓の機能」は一時的に回復しますが、「肝臓の傷跡」は実はちっとも回復しません。さらにいえば、休肝日があけたときに反動でいつもより多くアルコールを飲めば、休肝日は逆効果になります。

アルコールは「蓄積毒」です。蓄積毒というのは、たとえ毒消しを使っても、体の中からなくならないものです。したがって、たくさんお酒を飲めば、その分だけ肝臓が傷つきます。

人が一生涯に飲むアルコールの極量は、男500kg、女250kgです。日本酒の4合瓶1本やワイン1本に含まれるアルコール量はだいたい0.1kgです。ということは、365日ワインを1本飲むと36kgですので、男性の場合、だいたい14年ほどで、極量に達してしまいます。たとえば、20歳でこの量を飲み始めたら、30代の半ばの時点で肝硬変のリスクはかなり高くなります。

若いときにたくさん飲んだ人は、年をとってからはおめでたいお祝いのときだけ飲むようにしましょう。

◎たばこはすぐやめる・たばこは老け顔をつくる

たばこは百害あって一利なしです。

たばこの害というのは、10年やめればゼロにすることができるといわれています。現時点でたばこを長年吸っている人、または1日に何箱も吸うような人はすぐにやめましょう。

肌がなめし皮のようになって、小じわの原因になります。これを「スモーカーズフェイス」といいます。スモーカーズフェイスの人は100メートル離れていても顔色でわかります。また、顔の表面がそうなっているということは肺も相当に傷ついているということ。外観の美しさが失われてきたときは、体のなかも相当傷ついています。

どんな美人もたばこを吸えばみるみる老化するのです。

◎睡眠が肌を美しくする

肌によい生活習慣が、「ゴールデンタイム」に睡眠をとることです。ゴールデンタイムとは、夜の10時から夜中の2時までの間のことをいいます。

実はノンレム睡眠の間には「成長ホルモン」というホルモンが出るのですが、この成長ホルモンは大人に働くと、内臓脂肪が分解され、筋肉がつくり上げられます。また、メラニンを吸収して肌の美白化を行うなど、傷ついた皮膚や粘膜を修復するということもしてくれているといわれています。

夜10時から2時までの間はほとんどがノンレム睡眠の状態です。

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