気ままな思いを

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綴る雑日記です 

「メルセデス」という車の名前

2005-12-17 | Weblog

    100年前、オーストラリアに車道楽の富豪がいた。
   「愛される車に女性の名がふさわしい」という信念の持ち主で、
   まとめて36台注文する見返りに、今後は全ての車に愛娘の
   名をつけるよう、製造元に迫った。
   「メルセデス}という11歳の少女である。
   そのまま、商標登録された。

    日本の先駆者は、車名に頓着しなかった。
   国産ガソリン車の第一号は、明治末、東京の自転車商、
   吉田 真太郎氏が作った。
   車名は特につけなかったが、ガタクリ、ガタクリ騒音を立てて
   走る事から、「タクリー」と呼ばれていた。
   「タクリー」というあだ名には、当時の国産車へのさげすみが
   感じられる。10台ほど製造されただけで、タクリーは
   自動車史から消えた。
        
***朝日新聞  天声人語より***

    この記事を目にしなかったら、「メルセデス」という女の子の
   名前が付けられた、いきさつなど知るよしもなく・・・でした。
    国産車のスタートの「ガタクリ」も、想像しただけで光景が
   うかんできそうです。
   「ガタクリ」なんて、上手な表現に思われます。
      便利な車になっている今の時代に、
             こんな車のスタートがあったのですね。

   
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       ウオーキング~45分=5,850歩  



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