秋山 ちえ子さんの、エッセー集の本です。
その中の「ラブレター」の、素敵な詩を紹介したいと思います。
尚敬（なおたか）君
高２の時、思わぬ事故で障害者となる。
オートバイ事故で、視神経を痛めて、視力を失い、両手、両足
も不自由になり、車椅子を使っている。
真由美さん
高２の時、盲腸炎の手術の麻酔ミスで、植物人間同様の状態
になる。現在は聴力、視力はある。
脳の組織がこわされているので、話が出来ない。
日常生活は、車椅子頼りである。
この二人は、重症心身障害者施設に、毎日通っている。
直孝君は、真由美さんにラブレターを書き始めたのだ。
パソコンの字より、人の書いた字のほうが、暖かみがあると思い
彼女への言葉が湧き上がると、リハビリの先生の１人にお願いして
書いてもらっている。
となりにいるだけで
きみのことがわかるよ
となりにいるだけでいいんだよ
ただそれだけで
何も言えない君 何も見えない僕
だけど 心は通じるさ
心はひとつ 1991. 1. 11
みえない みえない 笑顔のおまえ
いえない いえない 好きという言葉
二人は同じ傷をもつ
いいたい いいたい 心のさけび
みたい みたい 君のこころ
目をとじれば
わかりあえる
まほうの電話で
みたい いいたい みたい いいたい
みたい いいたい 1994. 4. 21
たとえ この手がうごかなくても
たとえ この足があるけなくても
たとえ 君の髪をなでることができなくても
きみといっしょならばかまわない
たとえ ことばにならなくとも
たとえ たとえ たとえ
すべてを そらになげすてて
あるいて ゆこう
ぼくらの未来という地図を
色えんぴつで ぬりつぶせ 1999. 6. 9
「口がきけなくなった“まゆ”と、目が見えなくなった直敬君
二人だけが感じとれる、愛の話があるのよ」
「わかるのよ、二人の心が通いあう、不思議な波があるのよ。
感性なんて機械、器具では計れない」
二人の母親の、言葉です。
私は「まゆ」のお母さんに、二人は手をにぎること、さわることは
しているのかときいた。それは、二人とも手足が不自由なので、
自分ではできない。が、 リハビリの先生がときどき、二人の手を
さわらせるようにしてくださっているとのことだった。
＊＊＊ 文中より ＊＊＊
↑ ヒイラギ南天の花です
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ウオーキング～５０分＝6,550歩
じわーっと涙腺にきますが。。。
実際どうしたらいいのかわからなくなりますが、
『かわいそう』とか思っては失礼になるんですよね。
失礼という言葉が妥当なのかどうかわかりませんが、
いい感情を育んで充実した人生を歩んでほしいなと
願いたいと思います。
そういう気持ちも波動となって
見ず知らずの人間どうしでも届くのではないか…
そう信じています。
思いがけないことで、障害者となってしまって、人を
好きになる感情は、とめることは出来ませんものね。
二人だけに分る、意思疎通はあり、とても嬉しいことです。
二人だけに通じる、嬉しい日々を送っているかもしれません。
本を読んで、世の中には
＞『かわいそう』とか思っては失礼になるんですよね。
そういう方が、沢山いることも、教えられるわけですが・・・・・。
人生には、何が起こるか分らないという厳しさも
教えられています。
話したり、遊んだりしたのに、
突然の事故で思いもよらぬ事になり
体の自由を奪われてしまう！
そんなことって、誰も望まないけど…。
誰に起っても不思議でない事なんですね！
人を好きになって、お互いを意識するように
なって、本当に良かった！
心が暖かくなります。
家族の方もほのかな幸せを感じて居られると
思うと、良かったなと思います。
現在、私は病気で仕事を休んでいます。来月からは職場復帰のつもりでリハビリ中です。暇時間があるので人のブログを眺めさせてもらっていたら、こちらのブログに当たりました。
ブログをしている人は、なかなか皆さん若い人が多くて私の感性ではついていけないのですが、初めてお便りを残したくなりましたので、コメント欄で失礼します。
人は体験しないと分らないもの。どんな状態になっても、生あるうちは人は生きている。昨日、風見しんごさんの10際の息子さんが交通事故で亡くなったニュースを流してます。それも人生といえますが、10歳ではあまりにも可哀想過ぎる。
倒れても、私はまだ生きている。それも人生。
でも、比較するもんじゃないですよね。
（PS）つまらないことを書きました。
自分で気をつけていても、思いもかけないことで
不自由な身になってしまって・・・・。
（事故とかを除いても、病気でいつなるかは・・・
本当に、誰にでも起こりえることですね）
好きになる感情は、誰にでもあり、嬉しいことですし、周りの人に見守られて、いつまでも、好きになった心を大切に・・・と、願ってしまいます。
家族の方も、人を好きになる気持ちをもてたことを
喜んでいると思います。
コメント有難うございます。
来月から、職場復帰出来そうとのことで、良かったですね。リハビリも頑張ってくださいね。
病気になりたくて、なる人はいませんが、体の中のことは、素人には分からないが、正直な気持ちです。
私も、いくつかの病気を抱えていますが、元気に？過ごしていることに、感謝しています。
不慮の事故で、まして、幼い子の死は、気の毒で
たまりません。
＞倒れても、私はまだ生きている。
生命の大切さ、有りがたさですね。
お体ご自愛なさって、お元気になられますように・・
と、願っております。
また、遊びにいらしてください・・・・・。
有難うございました。