加藤日出男さんのエッセイ、「生涯青春」を読んでみました。
「若い根っこの会」会長。作詞家・エッセイスト。
昭和4年・秋田生れ
東京農大の「大根踊り」は有名で、ご存知の方も多いかと思います。
私も、TVの映像でしか、見たことありませんが、
大根踊りのいわれは、知りませんでした・・・・・が、
加藤日出男さんが、発案して、広まったことを知りました。
* エッセイ文中より
ぼくが東京農大の学生だったころ、あの戦後まもない食糧難の時代である。
収穫祭という大学祭で、大根を都民にくばり、“大根踊り”を発案。
渋谷のハチ公前で、数千の人を集めてやってのけ、
“一躍大根踊り”の名を、翌日の各紙にきざんだ。
ぼくにとって、大根に想いを寄せる情愛は、人生をつらぬいている。
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「食糧難」の時代に、大根をくばるという
発送から生れた、“大根踊り”だったわけです。
大根をくばるという発想には、
加藤さんの、心やさしい想いが、感じられました。
クリップアートより・・・・・
食糧難の時には、飢えを癒す大切な作物だったのですね。
東京農大の「大根踊り」の由来、勉強になりました。
著者のお名前も、私はよく知りませんでしたが、読むまでは、「大根踊り」が出てくるとは、思ってもみませんでした。
でも、この方が・・・いわれは知りませんでしたので、どうして大根?位の気持ちでしが、
このような時代からの、由来だったわけですね。
今の時代、「食糧難」と言う言葉は、ピンと
こない人が、多いのではないでしょうか。