気ままな思いを

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綴る雑日記です 

市原悦子「ことばの宝物」を再読して

2019-12-10 | 読書


2019年1月12日に逝去された、市原悦子さんの「ことばの宝物」
を再読してみました。
長いこと続いていたテレビ、「家政婦は見た」を楽しみに見ていました。
再読して、文中の心に残った文章を書き記してみます。
(2019年8月14日のブログにも投稿していますが、別の文章です)

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* 大切にしていたものを、今の自分にとって必要かどうか考えて
  捨てていくの。そうすれば、そこに新しいものを入れていけるから

* 若いと気は自分本位でしたし、力もあるし、自分の主張がどうしても
前に出ていました。それが年齢を経て、徐々に人を受け入れられるように
なってきたと思うの。同時に、自分の思いもまた深くなってきた。
人と自分の違いがはっきりしてきますね。何かを受け入れるって、自分を
押し殺すことじゃなく、逆に自分を深めることだと思うんです。
人の苦しみを少しでもわかりたい。
人が喜んでいるなら、喜びあいたい。
共に生きる、共生って、そういうことだと思うんです。

* 年をとるということは、より人間が魅力的になる、
ということなのかもしれませんね。
小さなことにも喜びや哀しみなどを感じる感性がないと、どんなこともただ
すり抜けてしまう。感性を持っていれば、若さや体力を失っても大丈夫だと
思う。ちょっと時が過ぎれば、他の違うものを得ることができますよ。

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