昨年は、古代米づくり教室に参加して、初めて田植えの経験をしました。
今年は参加しませんでしたが、お米のできるまでを学びました。
田の水は、なぜしみ込まない?という疑問が書かれていました。
私も今ごろになって、どうして?と思った次第です。
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どうして田んぼの水は、なくならないのでしょうか。
実は、目に見えない田んぼの地下に「底」があるのです。
田畑は、耕してふかふかにしても、農作業をくり返すうちにだんだん
踏み固められてきます。
でも田んぼでは、耕すのは深さ15㌢くらいまで。固く締まった
土の層を全部掘り返さず、下の方を暑さ十数センチ残す。
この「すき床層」でわざと水はけを悪くするのです。
田んぼの水漏れを防ぐには、すき床層にできるひびや穴をふさぐ
手入れが欠かせず、代かきには、すき床層の傷んだ所に、砕いた土を
水といっしょに流し込んでふさぐ、という目的もあるのです。
*** 朝日新聞・DO科学より抜粋にて ***
田植えの準備のために、水と土をかき回して平らにならす「代かき」には、
ひびや穴を埋める目的の、大切な意味があったのですね。
田んぼの壁になる「あぜ」の修繕、時には根にたっぷり酸素を吸わせたり、
田んぼにたまった余計な成分を除いたりするために、水を抜いて田んぼを
干すことも大切とのことです。
また、田んぼを干すときに、土が吸っている水もしっかり抜くため、
排水管を何本も地下に埋めてある田んぼも、多いそうです。
田植えのすんだ田んぼを眺めますと、お米のできるまでの大変さを痛感
しますが、出来たお米は一粒でも、無駄にしてはいけないと思います。
庭のシャクナゲの花・・・老木で枝も少なくなりましたが、開花しています・・・