・ 君に似し 姿を街に見る時の
こころ躍りを あはれと思へ
・ かの時に 言いそびれたる大切の
言葉は今も 胸にのこれど
これらは石川 啄木の歌集『一握の砂』の、「忘れがたき人人(二)」
にある22首の歌はすべて、たった一人の女性、橘 智惠子を詠んだ
ものである。
ふたりは1907(明治40)年の3ヶ月ほど、北海道・函館の弥生尋常
小学校で、同僚教師だった。
啄木は、学校を辞め札幌に。
翌年に上京後の日記には、「なぜかたまらないほど、恋しくなってきた。
『人の妻にならぬ前に、たった一度でいいから会いたい!』。
そう思った」としたためた。
啄木の出版したばかりの歌集、「一握の砂」を郵送すると、智惠子か
ら届いた礼状は、北村姓だった。
「お嫁には来ましたけれど、心はもとのまんまの智惠子ですから」とあ
り、嫁ぎ先の牧場で作られた、バターが送られてきた。
*** 朝日新聞・be・愛の旅人より・抜粋にて ***
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人はだれも心に「忘れがたき人」を抱き、ふと思い出しては、
詩情とともに懐かしむのかもしれない。
と文を書かれた伊藤 千尋さんの言葉で、結ばれている。
・ 君の目が きらりとひかり星のよう
こころの言葉 おどろきて知る
これは、赤ちゃん短歌ですが、私も詠んでみました。
笑って、読んでください・・・・・。
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ウオーキング~36分=4,400歩