行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2014年8月5日(火)の日記

2014年08月05日 | 日記

今日の関東はこの夏一の暑さだったそうだ。昼間、会社のビル内にいるから分からなかった。でも、クールビズで控えめの冷房が、ここのところ効きが悪くなっている感じだから、昼間の外はかなりの暑さと想像できる。

晩飯は南行徳のやよい軒チキン南蛮定食

 

録画したゴジラ映画の最後の1本「怪獣王ゴジラ」(1954年版「ゴジラ」の海外向け再編集版)を今日、見てしまう。1時間半足らずの長さだから見やすいこともある。

海外公開でのタイトルは「GODZILLA, KING OF THE MONSTERS!」。

アメリカ人記者がゴジラの事件を取材する場面を撮影して、再編集した作品と聞いていたが、最初の場面は、がれきに埋もれたものの、何とか命を取り留めたその記者、スティーブ・マーチンの姿。

カイロへ赴任する途中、立ち寄った日本でゴジラ事件を取材することになったというストーリー。しかも、日本へ立ち寄った目的が、芹沢博士に会うためとなっている。そして、芹沢だけでなく、山根博士や娘・恵美子とも旧知の間柄という設定。

救護所へ運ばれ、恵美子と話す場面。後ろ姿は河内桃子ではなく、衣装だけ同じようにした他の女優だろう。

そして、会話してるように見える河内桃子の場面を組み合わせている。

オリジナルでは河内桃子は別のセリフをしゃべっているので、この場面は英語で話し、日本語字幕が出ていた。

他の場面でも、オリジナル編の登場人物は、オリジナルのままの日本語で話したり、かと思えば、英語で話して日本語字幕が出たり。でも、違和感があるかと言われれば、そんなには感じなかった。 

山根博士と話す場面。志村喬っぽく見える背格好の俳優で、後ろ姿だけ見せていた。

芹沢博士とは電話で会話するが、電話をしている芹沢博士は平田昭彦ではない。髪型を似せて、眼帯を付けさせ、研究室の実験器具で顔を隠すように写した絵で、それらしく見せている。

宝田明が演じた尾形も、救護所で恵美子と並んで後ろ姿でスティーブと会話していた。もちろん、宝田明の後ろ姿ではない。

そして、芹沢の研究所で見せられたオキシジェンデストロイヤーのことを、恵美子は尾形とスティーブの2人に告白してしまう。それだけ、スティーブが芹沢や山根父娘と長く親しい間柄だったということになるのだろうが、やはりこの場面にだけは違和感を感じた。そして、ケガで動けないスティーブを残して、尾形と恵美子は芹沢のところへ行き、オキシジェンテストロイヤーの使用を決意させるという展開になっていた。

スティーブはほぼ全編にわたって、各場面に立ち会っている。

最初は、日本に着いたときに海上保安庁に呼ばれ、海面に何か異常を目撃しなかったと聞かれるのだが、係官に記者であることを告げて、そのまま取材に入るという成り行きだった。

大戸島の調査メンバーや、国会の委員会の取材陣の中にも登場。

最後は、オキシジェンデストロイヤーでのゴジラ攻撃を行う船上にも姿を見せた。

各場面にスティーブが立ち会う姿を見ていると、そんな設定でもないのに、まるで未来人が過去の時代の事件に立ち会っているかのような錯覚を感じた。

一度、完成した作品に、新撮場面を加えて再編集したというところが、「スタートレック・ディープスペースナイン」にあったが、登場人物たちが過去にタイムトラベルして、最初の「スタートレック」のエンタープライズに紛れ込むエピソードを連想させたからだ。それが、最初の「スタートレック」のエピソードと、新撮を編集・合成したものだったという点が特にだ。「スタートレック・ディープスペースナイン」の頃はCG合成も使われているが、「怪獣王ゴジラ」はそんな技術がない時代のもの。新撮場面とオリジナルの切り貼りだけでも、ストーリーはよくまとまっていて、よくここまでできたものだと思えた。