どうも、札幌駅から新千歳空港までのJR千歳線と相性がよくない。今年の2月は大雪でJRが不通になり、タクシーで2時間ぐらいかけて空港まで行き、そこで5時間待たされてやっと飛べた。ま、この時は札幌市民もビックリの大雪であったからいたし方ないが。
昨日は、夏のことだからそういう遅れはないだろうと思いきや、甘かった。都内ではよくある“人身事故”というやつだ。人身事故は新札幌駅で起き、上下線とも大幅な遅れが出ているという。14時15分に着いた小生は、そそくさと御免丸を輪行して14時40分発の新千歳空港行に乗る。幸いに座れた。ところがだ、なかなか動かない。新札幌駅で警察が現場検証していて、いつGOサインが出るかわからない。という由の車内放送が繰り返される。
小生予約の飛行機の出発時刻は16:15発。電車が定刻通り動けば、空港には1時間前に着く予定であったが、結局、電車は1時間遅れて空港駅に到着。調度、16:15だ。混雑する階段やエスカレーターを御免丸担いで一気に駆ける。「少しは待ってくれるだろ」という思いは通じ、手荷物検査をする出発口で女性職員が「東京行き16:15に搭乗予定の方はいませんか」と呼びかけてくれる。
手を上げて近づき「Webチェックインしてます」というと、ではどうぞと手荷物検査のところまで案内してくれる。しめた。と喜んだのも束の間。「御免丸」が大きすぎて荷物検査機(こう呼ぶのか?)を通らない。輪行袋を開けて、自転車であることを確かめてくれればいいのに、この段階であっさり「次の便をお持ちください」と片付けられる。次の便は17:30だという。ま、一時間遅れならいいかと、諦めたが、これがまずかった。
JRの遅れで予定の飛行機に乗れなかった人が沢山いたのだ。したがってキャンセル待ちの順番が小生になかなか回ってこない。プレミアム会員の「S」とか「A」は優先的に早く乗れる。このシステムも悔しい。そういえば今年の3月までは小生もクリスタルカードを持っていたから、「A」で行けた。カードを持っているうちは一度もそういう恩恵にあずかれなかった。思うに、この空席待ちシステムは「あなたもJALをもっと利用してプレミアム会員になろう!」というプロパガンダではないか。
それでも、なんとか20:30の飛行機には乗れて、無事大宮まで帰ってこれました。4時間余りの遅れだ。悔しいので、家に着くや否や、新札幌駅の“人身事故”をネットで調べてみた。30歳ぐらいの男性が貨物列車に飛び込んで自殺したらしい。まったく、人騒がせな。この電車の遅れで23000人に影響がでたという。
小生も23000分の1であったか。