萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

桑田真澄メジャーデビュー!

2007年06月12日 | 野球


パイレーツ桑田がメジャーデビューした。巨人に入団した頃から見ている者としては感動的な出来事だ。しかも、小生が唯一行ったことのあるMLBの球場「ヤンキーススタジアム」が舞台である。当然相手は松井やジーター、Aロッドがいるヤンキース。野球の神様が最高の舞台を整えてくれた。

5回裏、パイレーツが6-8とリードされている場面で桑田登場。ヤンキース打線は7番からの下位打線。メジャー初めての打者は昨年松井が長期欠場時に活躍したカブレーラ。記念すべき初球は141kmのストレート。結局カブレーラはセンターフライ。8番カイロ、9番ニエベスをそれぞれ、サードゴロ、ショートゴロで打ち取り3アウト。まずは無難な滑り出し。

6回はヤンキース上位打線が相手。1番デーモンをライトフライに仕留め1アウト。2番ジータを得意のカーブで空振りを取るシーンは圧巻。ジータはいい当たりのショートライナー。これで2アウト。3番アブレイユを四球で歩かせ、MLB最高のサード、年棒33億円といわれるAロッドに回る。桑田の初球は外角スライダー。Aロッドはこれを一振りでライトスタンドへもって行く。非常に悔しそうな表情をする桑田であったが、力の差をまざまざと見せつけられたのではないか。

続く松井との巨人OB対決は四球を選んだ松井に軍配。6番カノーはショートフライに打ち取って3アウト。ということで7番から6番までヤンキースの9人全員と当たって、2回、2失点、被安打1(本塁打)、与四球2という内容でマウンドを降りた。試合後のインタビューで桑田は満足気であった。「プロ入り20年でこんなうれしいことが待っているとは。初安打がAロッドのホームランなんて。とにかくうれしいです。」と言っていた。

また、対戦した松井も「ヤンキーススタジアムで桑田さんと対決したのは大きな思い出になる」とコメントしていた。

もう少し、メジャーのバッターに慣れてくれば、クレバーな桑田のことであるから、いいピッチングが出来るようになるだろう。この前、ヤンキースに復帰したクレメンスは44歳。昨日、松坂に投げ勝ったR.ジョンソンは43歳。桑田はまだ38歳である。クレメンスやジョンソンと桑田では、血の滴る分厚いステーキと鯛の刺身ぐらいの差があるが、やりようによっては活躍できる。メジャーの奴等にワサビの辛さを教えてやって欲しい。
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