<我が家のベランダから観た東の空。カメラの露出補正を一番暗い設定にして、世紀の天体ショーを待つ>
<薄雲りのおかげで、結構いける>
<調子に乗ってズームアップ>
<さらに調子に乗って・・・うーむ、ぶれたか。>
昨日の時点で今朝の天気予報は「くもり」だった。「金環日食」は観られないかもしれないと思いつつ、観れた時に備え近くのホームセンターに行って日食眼鏡を探したが、完売とのこと。遅かったか。ま、いざとなれば、持ってるサングラスを全部かけたら、なんとかなるだろうと軽く考えて、あきらめた。
朝5時起床。外を見ると晴れている。雲も出ていたが多くはない。これは観れるぞ!さっそく、3つのサングラスを引っ張りだして全部かけて太陽を観た。だめだ。眩しすぎる。とても見続けられない。何かないか。一階の書斎に戻って探してみると、黒のクリアファイルを発見。これなら行けるかもと、再びベランダに駆け上がって顔にあてがって、観る。黒のクリアファイルの向こうに日食の始まっているオレンジ色の太陽が見えた。おお。これなら行けるぜ。とまずは一安心。
その内、太陽が雲に隠れてしまう。おいおい、と思ったが、よく見ると雲がフィルターの代わりをして、肉眼でも日食が見えるではないか。これなら、写真も行けるぞ。と思って、露出補正で一番暗い設定にしてカメラを構える。カメラは光学10倍ズーム搭載の「RICOH CX4」だ。
最初は手ぶれするので倍率を上げずに撮っていたが、もう少し大きいのを撮りたいと思ってズームアップしたのだが、やはり、ぶれてしまった。三脚を準備しなかったことを悔いる。ま、素人としてはこれで満足するか。思えば、専用眼鏡も買えなかったのに、朝から十分楽しめた。めでたし、めでたし、だ。