日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「アシナガバチ」。「休みを利用して勉強していた台湾の大学生」。

2013-09-13 08:05:32 | 日本語の授業
 晴れ。陽射しが強い。それでも、秋の陽射しという感は否めず、季節はゆっくりと移っているのだということがわかります。今年の夏は、何が何だかわからぬうちに過ぎていったような気がします。夏らしく「夕立」が降ることもなく、代わりに来たのは、スコールのようなゲリラ豪雨と、そして竜巻…。本当に何が何だかわかりません。

 実は、先週から「アシナガバチ(足長蜂)」が、二階の職員室の中に入ってきて困っていたのです。追っても追っても直ぐに別の入口から入ってきます。今週の初めなど、1度に3匹もの大柄な「アシナガバチ」を見かけ(1匹を外へ追い出そうとしている時に、もう1匹が別の入口から入って来、騒いでいる間に網戸のすぐそばを、1匹がウロウロしていた)これはいかぬと、一人の教員が、巣があるのではないかと探してみますと、ありました、ありました。外に張り出した排気口の中にあったのです。

 学生が刺されてはなりませぬから、早速、「ハチ・アブ、ウルトラジェット」を買ってきた人が、シュッシュッと攻撃します。すると、少し収まったのか、ハチの姿は見えなくなりました。けれども、まだ蠢いているのだそうです。

 今年の暑さは異常で(毎年、なぜか「今年は異常」と言い続けているような気がするのですが)、しかも雨が少なかった…。それがハチの異常繁殖をもたらしているのでしょう。よく紙上に出てくるのは、「スズメバチ(雀蜂)」で、初期の頃は、「夏になると小中学校の子供達や、大人達が、キャンプや山登りをして、知らぬ間に『ハチ』の縄張りに入り込むことがある。御用心、御用心」程度だったのが、ここ数年は、都会にも出張って来、あろう事か都会の真ん中の民家に大きな巣を作るということもよくあるとか。それだったのでしょう、ここの「ハチ」も。

「スズメバチ」ほどの強力な毒がないにしても、ここで見かけた「ハチ」、彼らと同じくらいの大きさがあった…。やはり用心するに超したことはありません。

 でも、ずっと平和だったのですがね。招かれざる客(虫)というのは、せいぜい「カ(蚊)」くらいのもので、「チョウ(蝶)」や「トンボ(蜻蛉)」らは大歓迎でした。それが、ちょっとでも気に障ったら、一斉に攻撃をしかけてこようという「ハチ」ですもの。クワバラクワバラ…。

 さて、学校です。
昨日は、夏休みを利用して日本に来ていた台湾の学生が、(もうすぐ台湾の大学が新学期が始まるので)帰国することになり、お別れ会(単に「修了証」を渡し、皆で写真を撮るくらいのことでしたが)をしました。

 彼女は1年前にも来たことがあります。その時はいとこの女の子と一緒で、二人で部屋を借り、そこで二ヶ月あまり、二人で日本語学校に通いながら、日本の生活を満喫していたようでした。

 学校の授業は半日ですからね、しかも土日祝日は休み。彼女たちはアルバイトをするでなし、お台場へ行ったり、盆踊りや祭りを楽しんだり、秋葉原やガイドブックに載っているところへは、きっと、皆、行ったことでしょう(この学校へ来る前も、ご家族で、北海道やいろいろな所へ行ったと言っていました)。

 それに、この学校に来ていた他の国の学生達とも仲良くなり、昨日も、「寂しくなるね」と、彼女と仲良かったスリランカの男子学生達に言うと、「いいえ、大丈夫。いつもフェイスブックで連絡しあっているから」という返事。それで、彼女が来ることを、彼らの方が先に知っていたのかと改めて合点してしまいました。

 三ヶ月ビザが簡単にとれる国であったなら、これもいいですね。最初に、「この学校に来させたいのだが」と言いに来たのは、彼女たちのおばさんで、それで私たちも安心して教えることができたのですが。

 学校に半日通いながら、空いた時間に東京近辺の面白そうな所へ行ってみる。休みの時はちょっと遠出する。夏であったら、夏休みがその中に入っていますから、8月の最初に「富士山」か「日光」へ行ったあとは三週間ほども自由になります。自分の部屋を基盤に、海や山へと、行きたいところを旅行すればいい。それほどの日本語は、もう、できるはずですから。もうすぐ卒業と言いますから、今度会う時は、もう社会人になっているかもしれません。

日々是好日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする