日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「昨日の地震と雷」。

2013-09-05 08:48:03 | 日本語の授業
 昨日は、朝、「ACクラス」の授業の時に、一度、グラリと来ました。2年目となると皆慣れたもので、「あっ、先生、揺れた。地震」といって、なぜかニコニコして…待っています(待っていますとしかいいようのない表情でした)。

 それで、私も「そう、地震ですね」。で、待っていたのですが。  

 昨日の地震は、鳥島近海が震源だったとのことで、多分、この辺りでも「震度3」くらいはあったのでしょう。直ぐにテレビをつけてみると、そんなことを言っていました。そして、1、2分して、「津波はありません」と表示されました。

 それで、ついでに、防災の話をしたのですが。行徳にいた場合は、どこに逃げたらいいのか、それから、直ぐに外に飛び出してはだめとか、窓を開けて、とにかく出口を確保しておくべきだとか(前に何回も言ってはいるのですが、私だけではなく、いろいろな教師が。けれども、いつも初めて聞くという顔をする人がいるのです。ですから、念のため、地震があった時には毎回、言うようにしています)。

 そうしているうちに、その時、もし津波が来たらという話になりました。

 ここも海に近いですから、気にはなるのでしょう。それで、アルバイトで遠くにいる時は、そして、だれも知り人がいない時には、どうしたらいいのか。とにかく近くにいる「日本人に聞く、日本人についていく」。もし、工場や、レストランなど、アルバイト先であったなら、そこの人が考えてくれるでしょうが、一人の時だったら、こうするしかありません。

 その時、地下鉄が止まっていたら、だれか日本人に、「行徳に帰りたい」と言って、地下鉄の線を言えばいいのです。そうすれば、きっと、その方向に行く人がいるでしょうから、その人を教えてもらって、一緒に連れて行ってもらえばいいのです。そうすれば、途中で、同じ所に帰ろうとしている人に会えるでしょうから、その時は、それまで一緒に連れて行ってくれていた人に礼を言って、今度は、新しい人についていけばいいのです。

 とはいえ、昨日は、その、地震よりも、早朝の雷様がすごかった。電気が1、2秒(多分、それくらいでしょう、切れた時は5秒くらいにも感じられたのですが)、切れましたもの。驚きましたね。(そういうことがあると)噂では聞いていたのですが。ものすごい音がして、それからプツンと、テレビも電気も電気製品がすべて沈黙して、直ぐに復活したのですが、今度はつけていなかったラジオまでしゃべり出しましたもの、驚いてしまいました。

 そして、今日も、雷様が出張してきました。雷様で有名なのは上州(現、群馬の辺り)と聞いていましたから、そこからのお出ましなのかもしれません。

 さて、学校です。

 今、外国の中学生などに、「国語」を教えなければならないことがあり、それで「小学校」や「中学校」の「国語」の教科書を見ることがあるのですが、その時、よく「発達段階」ということを考えて作られているなと、つくづく感心させられてしまいます。

 外国人ですから、日本語のレベルでいえば、いわゆる「小学校」にも達していない…ということになるのでしょうが、それと読みたいものは違うのです。いくら日本語が下手でも、「中学生」に「小学生」の教科書ではまずいのです。

 これは、自分が外国語を学ぶということを前提にして考えてみてみればわかることだと思うのですが。

 小学生には小学生の頃の心の悩みや興味があり、中学生には、またその年齢にあった悩みや興味関心があるのです。日本語のレベルと、内容のレベル(?)は違うのです。もちろん、発音やリズムを教える時には、小学校低学年の国語の教科書(良くできています)を、利用させてはもらうことはありましたが。

 そういっているうちに、雨が小休止の時を見計らって、近所に住む学生達が来はじめました。遠くから来ている学生はそれができません。重装備でやって来ます。

 では、教室へ行って様子を見てみることにしましょう。

日々是好日

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