ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

2020年10月20日 17時25分40秒 | 田舎暮らし
今年は柿は不作。
雨降りすぎ!
その後は日照り続き、暑すぎ!
でも我が家には柿の木はたくさんあるので、いつものように収穫している。
といってもせいぜい食べるのは1日に1~2個。
熟した渋柿は鶏の餌。
そして残りのほとんどはカラスの餌になる。

田舎暮らしを始めたとき、とっても不思議だった。
鈴なりの柿の実、やがて熟して落ちるか、カラスの餌か・・・
どうしてみんな採らないのだろう?

それで田舎暮らしを始めた最初の年、
柿の木がいっぱい生えてたので、
柿の実を柿渋にしたり、柿酢を作ったり、干し柿にしたり、熟柿を食べたり・・・
でもそのほとんどは最初の1年で終わった。
なんせ面倒なのだ。

柿渋・・・何もそんなもの使わなくても、塗料はたくさんの種類がいっぱい売られているし、塗料だと2回も塗ったらいいけど、柿渋だったら10回くらいも塗らないといけないし。

柿酢・・・何も柿酢を使わなくてももっといい酢はいっぱいあるし・・・

干し柿・・・昔ならいざ知らず、今は甘いものはもっといっぱいあるし・・・

熟柿・・・とっても甘いけど、でも腐ったものを食べる文化って、もうほとんどなくなったよね。
熟柿はそのまま食べても美味いけど、冷凍庫に入れてシャーベットにして食べたらもっとうまい!
それで熟柿の文化を残したいと、近くにある科学技術研究都市(テクノポリス)の人たちを体験農園に招いたとき、熟柿のおいしさを知ってほしいと子供たちにあげたら、母親から露骨に嫌な顔をされた。
それ以来、熟柿を他人には勧めていない。
本当は腐ったものほどうまいのだけどねぇ・・・
賞味期限という訳の分からぬものができて以来、腐ったもの文化がなくなったよねぇ・・・
そんな人たちが日本の食料自給率を引き下げているんだよねぇ・・・
昔は自分の目で色や形を見て、鼻で臭いを嗅いで、食べれるかどうか判断してたのに、
今では賞味期限という評価でしか食べれるかどうか判断できない。
その結果まだ食べれるものまでもどんどん捨てられている。
その結果償却分のものまでも含めた高い食料をみんな買っている、買わされているんだよ。

でもまあそんな話じゃなくて柿の話だったか・・・
どうしてみんな柿を食べなくなったのかなぁ~~~
とっても美味いのにね。
昔は農家の子どもたちは今では普通に売られている富有柿なんて食べられなかった。
そう、そんな柿はそして普通の栗も飯の種、もっぱら売り物。
それで子供たちはもっと小さな粗末な柿や柴栗を食べていた。
でもそれも今では・・・昔のこと。

今では今では・・・
柿の実はカラスの餌・・・
・・・・・・・


コメント
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