ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

ラシーヌ

2017年08月13日 21時06分21秒 | 本の中から
ラシーヌの代表作をいくつか読んだ。
パターンはほぼ同じ。
古代のギリシャやローマの世界に題材を借りつつ、女性の心理劇、悲劇を描く。
舞台は「三単一」同じ場所で1日の間に筋がすすんで完結する。
それで劇は会話で終始する。
荒々しいシェークスピアと比べると宮廷的サロン的。
古代ギリシャやローマ好みのルイ14世の宮廷の空気を反映した作品。
(たとえは悪いけど)シェークスピアをどつき漫才だとすると、ラシーヌはしゃべくり漫才。
今の日本でラシーヌがどれほど上演されてるかどうか知らないけどシェークスピアほどには一般受けしないだろう。

ところで「イフィジェニー」を読んで、エウリピデスの「タウリスのイピゲネイア」を読みたくなった。
それでもっとルイ14世の時代の旅を続けようと思ってたけど、まだコルネーユも読んでいないけど、
ギリシャ、ローマの時代に旅立つことにした。
もともと古代ギリシャ大好き人間。
それで今エウリピデスを読んでいる。
アリストパネスも再読したい。
コメント
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