ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

火吹き竹

2014年12月22日 13時15分17秒 | 田舎暮らし
火吹き竹を作った。
何本目だろうね・・・
自分で使うときは焦がすことはないけど、
なれない人が使うとすぐに先を焦がしてしまう。
火吹き竹は竹なのだから火のそばにじっとおいてたら焦げるに決まっている。
それでふっと吹いたらすぐに火から離さないといけない。
この要領さえつかんだら焦がすことはないのだけどな。
でもまあ、火吹き竹は簡単に作れるので、別にどうってことはないのだけど。

ところで「火吹き竹」って知らない人が意外と多いかもしれない。
使ったことのない人はさらに多いかもしれない。
火吹き竹は竹の節を抜き、先端の節だけ小さな穴をあける。
そしてふっと吹いて火をおこす。
たいていの人は火を起こすときうちわを使うだろう。
でもうちわよりも火吹き竹のほうがずっと火をおこしやすい。

ところで火をつけるとき、みんな何でつけてるのだろう?
ライター?
着火マン?
我が家では長いこと燐寸、そうマッチを使ってきた。
でも最近我が家も文明開化、着火マンを使い始めた。
雨の日なかなかつかなくて、何本も無駄に使い、やっと点いたぞ~、やったあぁ~!と・・・思ったら、杉の枯葉に点く前に消えてしまう・・・
こうして何本も何本もマッチを無駄遣いしたこのイライラがやっと解消できたかぁ~・・・と思いきや、
着火マンも意外とすなおについてくれない。
それにすぐに油がなくなる。

それで再びマッチに戻ろうと思っている。
昔は飲み屋に行くとただでもらってたマッチ。
でも今ではスーパーの片隅や
100均の片隅に居心地悪そうに暮らしている。
そんな今どきのマッチを見ると、
昔は花形だったころのことを思い出し、
これは何とかしてあげなくっちゃ!と思う。
ライターやチャッカマンは火が点く、という感じだけど、
マッチは火を点ける、という感じで同じ火でもなんかかわいい。

ところが最近の子はなんとマッチの付け方も知らない。
いったい親は、いったい学校は何を教えているのか?!
これでは日本の将来はどうなるのか。
暗い暗い実に暗い!と嘆きたくなる。

マッチは文明の利器。
マッチがないころ、どれほどみんなは火をおこすのに苦労したか。
時代劇で火打石でこんこんとたたくとすぐに行燈に火が点くシーンがよくあるけど、あんなの嘘だ。
確かに白い石2つをたたき合わせると火花は出る。
でもそれを火種につけるのは大変なこと。
さらに火種についてからふうふうと息を吹き付け火を大きくしないといけない。
子供のころいろいろやってみたけど一度も成功したことはなかった。
さらに縄文・弥生のころは木の棒に弓を巻き付け何度も回転させて摩擦熱で火をおこしていた・・・らしい。
それで田舎暮らしを始めたころ、マッチ代を節約しようとばかり縄文・弥生人のまねをして火をおこしてみた。
・・・見事に失敗した!
つくづく、あほだなぁ・・・と思った。
このようにマッチはとってもありがたいものなのだ。

いやいやマッチの話ではない。
火吹き竹の話。
いやいや火吹き竹の話でもない。
火をおこす話。
火吹き竹をすぐに焦がしてしまう人は、たいてい火をおこすのが下手な人。
動物と人間の違いは火をおこし火を使うことはできるかどうかということなのだ。
火もおこすことができない人は動物なみというべきだろう。
苦手な人はホームページ「ぐうたら里山暮らし」の中の里山の暮らしのページの「七輪」の記事に、
火のおこしかたを書いているので、読んでしっかり勉強していただきたい。

http://www2.odn.ne.jp/migita/kurasi/kurasi.htm

コメント (2)
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