12月。
カレンダーをもらう季節。
カレンダーってたいていの人が買うものではなく、もらうものだと決めているようだ。
そう、もらうものは夏のうちわと冬のカレンダー。
うちわを配ったといって責められて大臣を辞任した人がいたけど、
その責めた人間もうちわを配っている。
やめる必要全然なかったのに・・・
きっと大臣の職責よりもうちわの方が大事だと思ったのだろうね。
いえいえ、うちわの話じゃない。
カレンダーの話。
ここは田舎なので毎年JAからカレンダーをもらう。
やっぱり田舎には農協のこよみがよく似合う。
このこよみにはわけのわからない太陰暦のことが書いてある。
大の月、小の月。
太陰暦では月の満ち欠けに合わせて1か月は30日、その真ん中15日目が満月・・・と思ってたけど、
実はそうではなく、1か月が30日と29日が繰り返す。
それが大の月、小の月。
それで15日目が満月とは限らない。
これは月がきっちり30日ごとに地球を回らないから起きたことで、
これは月が、そうあんたが悪い!
まあそれはおいといて、こよみの話。
一白・二黒・三碧・・・なんて書いてある。
これが順番通り並んでいるけど半年したらこの順が逆転する。
これって何だろうね?
意味不明。
暦のなかで最もなじみが深く、意味不明なのが大安とか仏滅とかいう言葉。
意味不明の割に今でも強い影響力を持っている。
友引には葬式をしない。
仏滅には結婚式をしない。
・・・などと。
大安・赤口・先勝・友引・先負・仏滅・・・この繰り返し。
こんな意味のないこといい加減やめたらどう?
といいたいけど、しきたりってもともと大して意味のないこと。
意味のないからこそ残す意味があるのではないか・・・?
とわけのわからないことを考えたりする。
でもまあまったく意味がないわけではない。
6日に一度結婚式の会場や葬祭場の多くの従業員は休める。
それに新しい意味をつけることもできる。
酒のみにとっては・・・
大安・・・とってもいい日、一日飲み明かそうね!
赤口・・・昼食にワイン。口元がほんのり赤らむ日。
先勝・・・朝から飲む日。あるいは飲み会では呑みすぎて酔いつぶれる日。早く酔ったほうが勝ち!
友引・・・いつも一人で飲むのではなくたまには友達を誘って呑もうね。
先負・・・先に酔ったら負け。ここはじっくり腰を据え夜遅くまで飲み明かそう!
仏滅・・・何を呑んでも美味くない呑んだら酔いつぶれる日。たまには休肝日にしようね。