ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

別れは楽しく出会いは辛い・・・

2012年11月26日 10時54分46秒 | 田舎暮らし
別れは楽しく出会いは辛い。
なんせ人一倍人見知りするので、
初めての人と普通に付き合えるようになるまでに1年、あるいは人によっては2~3年かかる。
それまでは無理してしゃべるか、無理をしないで時を待つ。
出会いには多くのエネルギーが必要だ。

その点別れにエネルギーは要らない。
いつでも誰とでもすんなり別れることが出来る。
それどころかせいせいすることもある。
結婚式の仰々しさにくらべるとさらりとした葬式のように・・・
別れは楽しい。

でも出会いがないと別れはない。
無理して出会いさっぱり分かれる。
こうして多くの人と知り合い、
多くの人と別れた。

今年は3っつの会とであった。
竹細工と陶芸と、
そして今日、古典の会「徒然草で楽しむ会」を聴講した。
今年やっと徒然草を読み終えたこともあってちょっと興味をもっていたから。
でもほとんど知らない人ばかりの集まりに入るのはとっても気が重い。
入り口の前を行ったり来たりしたあと意を決してはいった。
いったん入ったら後は成り行き・・・何とかなるものなのだけど、
それまでがエネルギーが要る。

でもまあそれはそれとして、会自体は幸い入りやすい気楽な会だった。
同じような年代の人が多く、
それに古典を勉強するのでなく、古典を楽しむ・・・
古典を通して各々自分の思いを語る・・・という会だった。
というわけで、人一倍人見知りするので、人一倍無口なので、人一倍しゃべった。
なんとも矛盾するいつもの行動にわれながら呆れ疲れた。

今日は18段と19段の初めの部分の話。
18段は簡素なのがいいよという話。
19段は季節の話。季節はいつがいいかと言うたわいない話。
18段の感想はそう思っても現実なかなかそうは行かないね、という感想が多かった。
確かにそれはまともな意見。
贅沢できれば贅沢するのがいいのに決まっている。
でもそれが出来ないのでみんな苦労している。
簡素な生活にあこがれるのは金持ちや都会人。
本当に貧乏な暮らしをしている田舎の人は、そんな暮らしがいやで都会に逃げ出していく。
こんな視点が徒然草には欠けている・・・
所詮、著者は都会人・・・と言うようなことをしゃべった。

19段は季節の話。
夏がいいか冬がいいか、春がいいか秋がいいか・・・
たわいないけど誰でも話せる無難な話。
ここでは夏がいい!
囲炉裏で熱燗も悪くはないけど、枝豆でビールがやっぱりいい!
春がいい!野菜が枯れる秋よりも野菜が芽吹く春がいい!
と答えたけど、でも・・・あとで思うとどうなんだろう?
春を愛する人は出会いを愛する人。
秋を愛する人は別れを愛する人。
本当は秋が好きなのかな・・・?


コメント
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