ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

ミラモンテ(白)

2012年11月22日 03時55分25秒 | 酒の話
今まで安酒道を極めようと、究極の安酒を、それも日本酒を探してきたけど、
結局わかったのは安い酒は不味い!と言うことだった。
どんなにひいき目に呑んでも、残念ながら美味い酒にはめぐり合えなかった。
いったいこんな酒を造っている杜氏はどう思っているのだろうか?
とっても不本意、いやいやながら、それでもなんとか安い材料で美味く出来ないか、あるいは上手く誤魔化せないか・・・と思い作っているのではないだろうか?
かっては添加物入りの甘いべとべとした酒を作り日本酒離れを引き起こした大手酒造。
今度は不味い安酒を作りさらに日本酒離れを起こしている。
こんな酒を初めて呑んだ人はきっと思うだろう。
日本酒って不味いねぇ・・・
そしてワインに移っていくだろう。

もうこんな安酒を造っている大手酒造はいらない!
日本酒離れが進んでいるこの市場で酒造は多すぎるのだ。
細々と地元に密着している酒造だけ生き延びればいい。
地元の米と水で作った、地元に人に愛されている酒だけ生き延びればいい。
かって好きだった熊本の「美少年」
この酒造が、問題になった工業用の輸入米の購入先にあがっていたニュースを見て愕然としたことがある。
てっきり地元の、熊本の米だけで作っていると思っていたからだ。
あんたまでも!と思った。
安酒を作ろうと思うとこんな米で作らざるをえないのだろう。

そこで「地酒」という表示を作ってほしいと思う。
地元の酒と地元の水だけで造った酒を純米地酒、純米醸造酒と表示出来るようにする。
もちろん醸造酒の場合は醸造用アルコールまで地元の米と言うわけには行かないだろうけど、
それ以外はすべて地元の米を使うということにしてほしい。

というわけで安酒道を極めようという思いは残念ながら敗北。
もうあきらめよう・・・と思った。
ところがスーパーの酒売り場で、ふとワインコーナーを見て思った。
479円!という値段を見て。
そうだワインがあったのだ!!
今までワインは避けてきた。
ワインは高い!というイメージがあったから。
そうかワインにも安酒はあったのだ。
そうだ今度はワインの安酒を極めよう。
ワインのソムリエはいっぱいいるけど、ワインの安酒専門のソムリエはきっといないに違いない。
そうだワインの安酒専門ソムリエになろう!

というわけでずいぶん長い前書きの後、
値段に魅かれて買ってきたワインの安酒の話。

ミラモンテ(白)

チリ産のワイン(2011年)で750ml¥479
アルコールド度数12.5度

美味くはない。
水で薄めたような味。
アルコール度数が12.5しかないので、本当に薄めているのかもしれない。
でも479円!それも750ml!!
普通の日本酒よりも安い。
でも日本酒の安酒よりも大分高い。

味は辛口。
さっぱり感と苦味がある。
酒を味あうには物足りないけど、食事のときに呑む酒ならこれでいい。
ワインはまったくの素人なので自分の舌には自信はないけどまあまあの酒。
あるいは479円どおりの酒と言うべきか・・・
でも日本酒の安酒よりはこちらの方がいい。
コメント (3)
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