天滝

「鶏をさばく会」の翌朝、とっても早く終ったので～食事をして、掃除をして、解散したのがなんと７時半！～ひとりで天滝を見に行った。
体調不良おまけに呑みすぎの体に鞭打って・・・
天滝は日本の滝１００選に選ばれている滝で落差９８メートル・・・らしい。
それで一度は登ってみたかった。
駐車場から３０分。
ひたすら登っていく。
ここの渓谷に比べると赤目四十八滝がとても軟弱に思えてきた。
途中、大きな瀧には例によって名前がついている。

ほそい長い瀧には・・・
「糸滝」
やっぱりね。
二つに別れた瀧には・・・
「夫婦滝」
やっぱりね。
それから「久遠の滝」
どこが「久遠」やねん！
それから「道理の滝」
どうりですごい！とでもいわせたいのだろうか？
どうして滝の名前、岩や島の名前も同じだけどもっと変わった名前をつけられないのだろうか？
岩だったら、亀岩や天狗岩や夫婦岩
島だったら、大島、小島、中ノ島

なんてあほなことを考えながら３０分、汗びっしょりになりながら登った。
そしれやっとたどり着くと、そこは滝の行き止まり。
天から水が落ちてくる・・・
なんてことはないだろうけど、
あれだけの水量もっと上まで川は流れているのだろうけど、下からは見えない。
天から降ってくるように思える。
滝は壮大、神々しくも思えてくる。
今まで見た滝の中では一番好きだ。
滝つぼがなく岩に直接あたっていく筋にも分かれて落ちていく。
デジカメ壊れているので写真は撮れなかった。
でも撮れなくてよかったかもしれない。
帰ってきてネットで写真を検索して見たら、まったく実物と違ってあの壮大さが少しも感じられない。
やっぱり直接見るに限る。

見物を終って、ガソリンがいっぱいあまってたのでクーラーをがんがんつけて帰ってきた。
家にたどり着くとものすごい猛暑！
ヒグラシも鳴き出していた。

鶏をさばく会（？）」

「鶏をさばく会（？）」に行ってきた。
去年収穫祭に行ったとき、Ｕ垣さんが鮮やかに鶏をさばいていたので、さばき方を教えてもらいに行ったのだ。
あるいはそれも口実にして泊まりで呑み会をしようという本音もあったのだけど。
場所は養父市大屋町。
車は代車。
それでぎりぎりにガソリンを入れようと迷った挙句やっぱりちょっと多めに入れた。
ＣＤは何を持って行こうかなぁと迷った挙句、久しぶりにバッハの「管弦楽組曲」。
そしてＣＤを入れようとしたら、なんとデッキがない！！
しかたなくバッハはあきらめて、ラジオで済ませた。

途中名水を汲んだり休憩したりしながら２時間くらいでついた。
場所は「あゆ公園」のロッジ。
ここにはロッジがいくつかあって、がら空きだろうなと勝手に思っていたら意外と客は多かった。
中は囲炉裏と畳部屋の２部屋。家族向きだ。
古民家風の作りで冬は厳しそう。
イベントにもいいかもしれない。
かび臭さがちょっと気になった。
きっと平日はほとんど使われてないのだろう。

鶏をさばくのはさすがにここではなく、
Ｕ垣さんのとり小屋でさばき、自宅で下ごしらえをした。
さばき方も、お湯につけるのも本に書いてあることとは違っててなるほどなと思った。
みんな、野菜作りも同じだけど、本を読むとそれが正解だと思い、それしかないと思い込む。
でも現実にはいろんなやりかたがあるものだ。
これしかない！と思いこんだら、もうそれ以上進歩することはない。

・鶏をさばくときは１日絶食させる
ーーー＞絶食なんかさせない、直ぐにさばく。そのかわり、ていねいに腸から糞を搾り出す。
　（絶食は鶏を二重に苦しませることになる）
・しめるのは頚動脈を切り、１５分ほどかけて血抜きする。
ーーー＞首の左右の血管を切る。血抜きは数分
　（左右の血管を切るので血抜きの時間が少なくて済む）
・８０度の湯に３０秒ほどつける
ーーー＞沸騰した湯を他の鍋に移してジャブジャブと数回鶏をつける。
（温度は適当、多分９０度くらいだろう）

あとは包丁はあまり使わないで、手でさばいていく。
すると包丁を使うよりもずっときれいに肉と骨とがはがれる。

全体を通して本にかいてあることよりもずっと短時間にしかもきれいにさばくことができる。
でもまあ、まだ直ぐにはみな覚えることもできないので、近いうちに我が家で復習することにしよう。
＊よそでペットで飼ってた鶏はさばかないのでご安心を！

鶏のさばきかた教室も終わりあとは呑み会。
例によって晩遅くまでたらふく呑んだのだった。