福岡伸一「生物と無生物のあいだ」読了
タイトルが気になって買ってみた。なにか、生物とはどんな定義か?というような内容と思ったが、分子生物学の黎明期から現在にいたる数々の天才の話を交えた歴史と著者の研究内容の一部紹介という内容になっていた。
理科系の人でもこんな文章が書けるのかと思うほど面白い文章であった。
紹介されているたくさんの天才たちの人となりや発見の紹介はすばらしく面白かった。
ちなみに、
肝心の生物とはなにか?という定義は単純に自己複製するものではなく「現に存在する秩序がその秩序自身を維持していく能力と秩序ある現象を生み出す能力を持っているもの」ということになるらしい。
人間の体を構成する物質は絶えず入れ替わりをするが(分子レベルで。)人間の体自体は変化をしない。この、「物質は入れ替わっても人間自体は変わらない。」と言うところが生物と無生物を分ける境目になるらしい。(だからウイルスは増殖するけれども中の物質の入れ替わりがないから生物とは言わないらしい。)
僕は、コンピューターはいつか人間を超えた生物として宇宙に君臨するのではないかと思っていたが、コンピュータの部品が自動的に入れ替わりながら(それも分子レベルで)コンピューターの機能を維持する必要があるということになるからいつまでたっても、たとえ意思を持ったとしても生物になることはできないということになってしまった。
待てよ~、しかし、意思だけを持てたら人間にはなれなくても神にはなれるということか?ということはやっぱりいつか、コンピューターは人間を越えてしまうのだな~。
う~ん。よくわからない。
久しぶりに読み応えのある新書版であった。
タイトルが気になって買ってみた。なにか、生物とはどんな定義か?というような内容と思ったが、分子生物学の黎明期から現在にいたる数々の天才の話を交えた歴史と著者の研究内容の一部紹介という内容になっていた。
理科系の人でもこんな文章が書けるのかと思うほど面白い文章であった。
紹介されているたくさんの天才たちの人となりや発見の紹介はすばらしく面白かった。
ちなみに、
肝心の生物とはなにか?という定義は単純に自己複製するものではなく「現に存在する秩序がその秩序自身を維持していく能力と秩序ある現象を生み出す能力を持っているもの」ということになるらしい。
人間の体を構成する物質は絶えず入れ替わりをするが(分子レベルで。)人間の体自体は変化をしない。この、「物質は入れ替わっても人間自体は変わらない。」と言うところが生物と無生物を分ける境目になるらしい。(だからウイルスは増殖するけれども中の物質の入れ替わりがないから生物とは言わないらしい。)
僕は、コンピューターはいつか人間を超えた生物として宇宙に君臨するのではないかと思っていたが、コンピュータの部品が自動的に入れ替わりながら(それも分子レベルで)コンピューターの機能を維持する必要があるということになるからいつまでたっても、たとえ意思を持ったとしても生物になることはできないということになってしまった。
待てよ~、しかし、意思だけを持てたら人間にはなれなくても神にはなれるということか?ということはやっぱりいつか、コンピューターは人間を越えてしまうのだな~。
う~ん。よくわからない。
久しぶりに読み応えのある新書版であった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます