イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

ウミエラの続き。

2021年02月18日 | Weblog
力さんが送ってくれたウミエラの画像があまりにもきれいだったので拝借した。
こんな感じで海底に住んでいるらしい。

サンゴの仲間で、エラに見える部分はポプリの群体だそうだ。僕の仕掛けに引っ掛かってきた部分はここから下なのだろう。よく見ると模様がよく似ている。

 

体の全体が残っていれば全長は5、60センチはあったということだろうか。かなり大きい。

スズキがウミエラを引っ掛けて泳ぎ回っている間にポプリの群体がバラバラになって軸の部分だけが残った結果のようだ。全体が残っていたらこれはかなり不気味だが奇麗な生き物のように思う。
英語ではシー ペン(sea pen)、海の羽ペンと呼ばれているそうだが納得の命名である。

似たような生物にウミユリというのがあるが、こっちはウニやヒトデの仲間になるらしい。おそらく魚がたちがこの地球上に泡われる前、カンブリア紀からこんな生き物が海底に棲んでいたのだろう。三葉虫といっしょに見える光景はどんなものであったのだろうかと想像をすると限りがない。

ありきたりな締めくくりになるけれども、海の中は知らないことが山のように横たわっている。


このブログを書いていた時、夜のニュースで「魚博士」の少年という話題を取り上げていた。和歌山県内のいろいろな場所で釣り上げたり採集したりした珍しい魚を持ち込んでは展示されたり標本を作ったりしているそうだ。いままでに200匹は持ち込んでいるらしく、学芸員のアドバイスで論文も執筆したことがあるそうだ。
将来は海洋生物の研究をしたいらしい。10年に1回メールで問い合わせをしているのとは大違いだ。やるならここまで突き抜けねばならないということだろう。
もう、死ぬまでそんなに情熱を燃やすこともないのだと思うと、なんだか悲しくなってくるのだ・・。

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4 コメント

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Unknown (warotekana)
2021-02-19 13:16:29
仕事柄、「魚博士」の少年のような子供達と一緒に毎日トレーニングをしております。もしも職業になるなら「電車博士」は私鉄会社の皆様にご紹介したいくらいです。それは発達特性によるもので彼らにとっては情熱ではなく、その能力は家族にとって、難易度の高い就労の課題でしかない状況なのです。
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Unknown (イレグイ号)
2021-02-20 21:40:41
warotekanaさん、
いつもコメントありがとうございます。

今読んでいる本に、科学者は人付き合いが悪かったり、一般的な生活を維持していくには難しい性格の人が多いということが書かれてありました。
無能な僕は、少々生きづらくても有能な頭が欲しいと思いながら読んでいたのですが、よく考えたらすでに人付き合いが悪いのは明白で、それと引き換えに有能な能力を神様は与えてくれていないのであきらめるしかないのだと思うしかないと考えました。
未来がある子供さんたちが有能な部分を生かして生き生きと生活できる世の中になればいいなと思います。

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Unknown (warotekana)
2021-02-23 14:34:25
私も昨年まで少々の生きづらさは行動認知療法やソーシャルスキルで大抵は解決すると思っていたのですが、例えば子供が小学生になって滑り台の順番待ちができない状況を見て大人は何を思うかというと、我慢ができないとか、譲り合いの気持ちがないとしか普通は思わないはずですが、実はその子供は順番という概念がなく、前と後という反対言葉の意味がわからない、何番目という数え方がわからない、順番に待とうねという「じゅんばん」の「じゅ」という特殊音節が聞き取れない、親が小学校に入るまで滑り台で遊ばせたことがないので一体滑り台が何なのかわからない、そもそも親が既にいない、小学生まで外で遊んだことがないので体幹が弱く階段を上れない等、これが生きづらさの基本なんだということを学びました。普通に学校を卒業して、就職して、結婚して、何十年も会社に勤めれたサラリーマンには十分ソーシャルスキルがあり、たまたま現在のこの瞬間に向上心の裏返しで生きづらさを感じているだけで、世間の皆様には自信をもって楽しく生きてほしいと思います。
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Unknown (イレグイ号)
2021-02-24 22:00:07
warotekanaさん、
いつもコメントありがとうございます。

人の心の中というのはわからないものです。最近、書店で見た本のタイトルに、“ケーキを均等に切り分けれられない子供がいる。”というのを見ましたが、そんなことがあるのだろうかと思いました。でも、warotekanaさんのコメントを読ませていただくとそうでもないということがわかります。
周りの環境にうまく順応するというのが人の生き方として一番無難なのだと思いますが、そこにはなかなか難しい問題がよこたわっているのだと思いました。
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