イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「化石は愉しい!」読了

2011年08月17日 | Weblog
冨田 幸光 (監修), ニコラス ウェイド (編集) 「化石は愉しい!」読了
タイトルは愉しいだが、あんまり愉しくはなかった。

人類がサルから枝分かれしたのはいろいろな研究から約380万年ほど前らしい。
種としての人類はいったいいつまで繁栄し続けるのだろう。平家物語ではないが、栄枯盛衰、何者も必ず滅んでいくものだ。
しかし、人類は並々ならない英知でここまで繁栄した。ちょっとやそっとでは滅ぶことはないのであろう。
しかし、太陽にも寿命がある。あと30億年もするとどんどん膨張して赤色巨星になってしまう。大きさは火星の軌道を越えてしまうということなのでもちろん地球を飲み込んでしまう。
もし、人類がそれでも繁栄を続けようとなると、地球を捨てなければならない。相対性理論が宇宙戦艦ヤマトや銀河帝国軍総旗艦ブリュンヒルトのようにワープ航法はこの次元の宇宙空間はできないことを証明してしまっている以上、巨大な宇宙船を建造して新たな新天地を求めるために宇宙を彷徨うしかない。ノアの箱舟だ。

人間は太陽なしには生きてゆけないから人工太陽を中心にして船団を組んで航行するのだと思う。そのエネルギー源はやっぱり核融合エネルギーしかないだろう。
と、いうことはもし、人間が未来永劫、宇宙の寿命が尽きるまで存続しようと思えばやっぱり核エネルギーというものは不可欠なものになってしまうのだろうか。僕は原子力発電の推進派でも脱原発派でもどちらでもないが、人類は自分たちの未来をかけて自分たちの英知を信じて核エネルギーの研究と開発は続けなければならないのではないだろうか。
その前にイデオロギーの壁と経済問題を解決することが先決だが・・・。

まあ、何十億年も人間の歴史が続けば、受験生が大変だ。ぼくはたかだか3000年ほどの期間の歴史を覚えることができなくて高校3年の1学期に赤点をとってしまい受験で忙しい夏休みに補習授業をさせられた覚えがある。とてもじゃないがぼくには無理だ。
やっぱり受験生のためにも適当なころに人類は滅んだほうがいいのだろうなぁ。そうすれば核の脅威におびえる必要もなくなるのだしなぁ。
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