開高健「過去と未来の国々」読了
作家が35歳の時に中国と東欧の国々を旅した感想をまとめた本である。
ちょうど60年安保のときであり、この時代は日本では社会主義はすばらしいという思想が芽生えていたような時代であり、作家はそれを確かめるべく各国をまわったようである。
中国と東欧の生活水準の落差のなかから、各国で翻訳されている西側の文学から本当に社会主義は完全な体制なのかを見極めようとしているようだが、今の時代の結果を見抜くまでには至っていなかったようだ。
興味を引くのは中国の日本に対する考え方だろう。中国の今の日本に対する思想をこの時代からは想像することはできない。やっぱり外患なければ国が滅ぶというように、中国はどこかに敵を作りたいというだけの気持ちではないのだろうかと想像してしまう。アメリカに対抗できなくなったから次は日本だ~!!くらいのノリなんじゃないかな~。きっと。
そして、日米安保については、日本人が始めて民衆の意思を表に出した画期的な事件であると評価し、そしてそれがあっという間にしぼんでしまったことに対しては、今の日本人を的確に見抜いていたようだ。
だから、今、総選挙をやったら絶対自民党は勝てると思うんだがな~。
作家が35歳の時に中国と東欧の国々を旅した感想をまとめた本である。
ちょうど60年安保のときであり、この時代は日本では社会主義はすばらしいという思想が芽生えていたような時代であり、作家はそれを確かめるべく各国をまわったようである。
中国と東欧の生活水準の落差のなかから、各国で翻訳されている西側の文学から本当に社会主義は完全な体制なのかを見極めようとしているようだが、今の時代の結果を見抜くまでには至っていなかったようだ。
興味を引くのは中国の日本に対する考え方だろう。中国の今の日本に対する思想をこの時代からは想像することはできない。やっぱり外患なければ国が滅ぶというように、中国はどこかに敵を作りたいというだけの気持ちではないのだろうかと想像してしまう。アメリカに対抗できなくなったから次は日本だ~!!くらいのノリなんじゃないかな~。きっと。
そして、日米安保については、日本人が始めて民衆の意思を表に出した画期的な事件であると評価し、そしてそれがあっという間にしぼんでしまったことに対しては、今の日本人を的確に見抜いていたようだ。
だから、今、総選挙をやったら絶対自民党は勝てると思うんだがな~。
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