イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

タラノメ採り2回目のち加太沖釣行

2024年03月30日 | 2024釣り
場所:加太沖
条件:中潮8:16満潮
潮流:7:37転流 10:00上り0.6ノット最強

先週の日曜日、大雨の中タラノメの調査に出かけていた。例年ならこの時期、半数以上の芽が採りごろになっているのだが今年は3月に入って寒い日が続いたので案の定採りごろの芽はほとんどなかった。



まあ、これは少し不正確な書き方で、採りごろの芽はもっとあったはずなのだかすでに盗られてしまっていた。



この場所はかなり目立つ場所だが2年間は誰にも盗られていなかったのだけれども、無防備にも、僕が採っているところをひけらかせてしまったからかもしれない。目下のところここが一番の大場所なのでかなり落胆してしまった。しかし、今年からは新たなスポットを見つけている。ここもけっこう目立つ場所なので少し盗られた形跡はあったものの奥に進むとまだまだたくさんの株が残っていた。

1週間経った今日、それぞれの場所に行ってみると、雨が降って水分の供給がたっぷり会ったことか、ここ二日の気温の上昇のせいか、芽は一気に大きくなってしまっていた。



無理に持って帰れば食べられないことはもちろんないが、それらは残しても合計4ヶ所を廻ってみるとかなりの芽を採ることができた。



今日はタラノメ採りだけにしておこうと思っていたのだがスポットを廻っている道中、なんとも天気がよい。予報では午前中は風が強いということであったのだがまったくそんな感じがしない。最後のスポットを後にした時にはまだ午前7時半になっていなかったので急いで帰ると加太に行けるのではないかと思えてきた。
いつもよりもバイクを飛ばして家に帰り、タラノメの仕分けをしてから高枝切り鋏を釣り竿に乗せ替えて港に向かった。



住金沖までは快調な航行であったけれども、(と、言っても、住金一文字に打ちつけている波は相当なものだった・・)田倉崎に近づくにつれて風と波が強くなってきた。
ああ、出発前に風速情報を見ておくべきだったと思ってもあとの祭りだ。まあ、それでも引き返すことはできない。



今日は出てくるのが遅くなったので真鯛狙いオンリーでいくつもりだ。四国ポイントの船団をやりすごしてテッパンポイントに急ぐ。



もうこの時は完全にドンブラコ状態になっていた。

早速仕掛けを下ろしてみる。この風では仕掛けを立てるのは難しいと思っていたが、そうでもない。これならなんとか釣りを続けられそうだ。
ただ、仕掛けは船の下に潜ったり前に出すぎたりとあまり安定しない。仕掛けと竿が一直線になってしまったとき、アタリが出た。しかし、この状態ではどうしていいかわからない。後から思ったら竿の弾力など気にせずリールを巻き続ければよかったのだろうがこれもあとの祭りだ。苦しまぎれに合わせを入れてみたがまったく魚の重みは感じなかった。仕掛けを回収してみると、歯形がなかったのできっとハマチだったのだろう。
しかし、魚がいることはわかった。風が強いので戦意を喪失してしまいそうだったがなんとかモチベーションを保てそうだ。

1時間くらいで風は治まってきて釣りはしやすくなってきた。潮が緩んでくるタイミングで北上を開始。10時半を過ぎると帝国軍も撤退を始めたのでナカトシタからナカトへ移動。



帝国軍の中枢であるこんな場所で釣りをするのは久しぶりだ。



ナカトの沖ノ島寄り、水深40メートルくらいのところでビニールを薄い色に替えて流しているとアタリが出た。オモリが海底に着いてすぐのアタリだった。大物を期待したが大きさは大したことがなさそうだ。それでもこれが最後の魚になりそうなので慎重にリールを巻いて無事取り込み完了。

その後はナカトの上手、カメガサキに向かってみたがアタリはなく、もう一度ナカトに戻ると下り潮が流れ始めていて僕のテクニックではまったく底が取れなくなっていてここが潮時と今日の釣りを終了した。




港に戻って和歌山城へ。
毎年のとおり菊新丸さんへタラノメを届ける。これも例年ならタラノメの時期はお城全体が七分咲きくらいにはなっているのだがほとんどの桜がちらほらくらいしか咲いていない。



気温が乱高下して植物たちも混乱しているのだろう。今日も和歌山城にやってきた午後3時前くらいの時間は暑くて仕方がないくらいになっていた。今日の和歌山市の最高気温は22.8℃もあったそうだ。ゴールデンウイークころの気温である。
そんな感じの天気だからでもないのだろうが、体力の消耗と関節の痛みが激しい。そして体の動きもぎこちない。滑りやすい斜面であったが2回ほど落ちてしまった。バイクのところに戻ってくると膝のお皿の内側が痛い。もう、歳なのだろう・・。山菜採りもあと数年で引退かもしれない・・。
釣りを終えて家に帰ってくるとへとへとになっていたのである。


このブログは翌日に書いているのだが、朝からスパンカーの補修をやってみた。所々破けているのでこれは買いかえるしかないかと思ったが、菊新丸さんに補修用のテープがあると教えてもらった。



確かになかなか強力なテープなので十分強度は出そうだが、実際に生地を見てみるとかなり劣化が激しくなっていて少し力を入れて触ってしまうと別のところも破けたりしてしまうほどだった。早晩買い替えを余儀なくされそうだが、1年持ってくれれば年間の償却費は1300円ほどだ。買い替えるよりも減価償却費は安くなる。



この作業、幸いにして隣のWさんの船を利用することができた。普通ならかなり離れて係留されているのだが昨日の南風でWさんの碇が引けてしまったようで僕の船に限りなく近づいてきていた。ブームの先の方の破れは小船を横付けして作業をしなければならないと思っていたがそれの代わりになってくれたのである。
春の嵐はタラノメの採り頃を予定から早めすぎた感があるが補修にはいい条件を与えてくれたのである。

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