イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2021年02月21日 | 2021釣り
場所:加太沖
条件:長潮 11:11満潮
潮流:6:30転流 9:14下り1.3ノット最強 12:07転流
釣果:マアジ 5匹 ガシラ2匹

昨日からまた気温がグッと上がってきた。太平洋に高気圧がやってきたからのようだが、強烈な南風が吹く心配もなさそうなので久々に釣りに行くことができる。

今日も潮流が最強迎えるまではアジサバを狙ってみてその後は真鯛を狙おうと考えている。

夜明けは少しずつ早くなり、午前6時前で辺りはすっかり明るくなってしまっていた。



春というにはまだ早いのかもしれないが春霞のかかった朝日は惑星タトゥイーンのようだ。(あそこは太陽が2個あったが・・)



遠くからでは船団が見えなかったが大和堆ポイントに近づいてゆくと今日もそこそこの数の船が出ていた。



僕も船団の端のほうで準備をして釣りを開始。サビキを下して間もなくアタリ。幸先がいいじゃないかと喜んだが小さなガシラであった。
その後はアタリがない。そして潮がまったく動かない。さすがに長潮の日というところだろうか。
このままでは多分魚は釣れまいと思い、移動する先はないかと見渡してみるとコイヅキにも船団ができている。潮流の最強時刻を待って移動しようと考えていたのだが早い目に移動。

船団ができていたのはコイヅキというよりも銅板ポイントの南のほうというようなところであった。



まあ、どこでもいい、船団ができているということは何か期待が持てるということだろう。そしてそのとおり、すぐにアタリがあった。引きは強かったがすぐにバレてしまった。多分大型のマアジが口切れしたのだろう。そしてしばらくしてまたアタリがあった。今度もさきほどと同じくらいの引きだ。バラさないよう慎重に巻き上げているとどんどん引きが強くなってきた。かかった魚がけっこう大きくてそいつが暴れはじめたかもしくは巻き上げている途中に別の大物がサビキに食らいついたのかもしれない。なんとか魚を取りたいとドラグを調整しながらやり取りをするがまったくリールが巻けない。道糸はどんどん引き出されてゆく。魚の移動している方向に船首を向けて巻き取るがすぐにまた糸を引き出されてしまう。ドラグは少し強い目に調整してあったが、ビュッ、ビュッ、という感じで道糸が引き出されてゆく。ここは水深約50メートルだがすでにラインはすでに60メートルも出ている。これ以上糸を出されるとまずいと思いドラグを強めに締めて少し強引に巻き取りを開始。こういう展開は間違いなくバラしだなと思ったら案の定バラしてしまった。
そしてなぜだか申し訳なさそうにもっと小さなガシラが1匹くっついていた。かわいそうのあのやりとり翻弄されてしまったのだろう目玉が飛び出してしまっていたのでとりあえずクーラーボックスに入れる。
仕掛けを点検してみると枝素が1本飛ばされ、鉤が2本曲がってしまっていた。メジロクラスのハマチだったのだろうが、3匹も掛かっていたらそれは無理だ。釣りあげることができる魚だけ掛かってくれと天を仰ぐのだ。




ここもすぐに潮の流れがなくなってしまい本当にコイヅキへ移動。



この時刻にはかなりの船団が出来上がっていた。僕も高仕掛けに変更して船団の中に入ってゆく。
この画僧はその船団を遠くから眺めたものだが、スパンカーの帆柱がなんだか旗指物を背中にくくりつけて合戦に臨んでいる野武士のような感じがする。これが帝国軍だと船の大きさも大体同じだし、船と船との間隔も均等に操船されるので統制が取れた軍団のように見えるが同盟軍は船の大きさもまちまちでけっこうあらくたい操船だし、今日は風もあまりないので船の向きもバラバラだ。だから寄せ集めの雇われ野武士の集団にしか見えないのだ。



小さなアタリを取って小さなマアジを2匹釣ったがこれでは面白くない。偉そうなことを言うつもりもなく、釣れるものを釣るという主義には変わりはないけれどもやはり加太に来たら真鯛を釣りたい。
それにこの船団の中は危険なほど密集している。かねてから考えていた通り、前回スズキを引っ掛けたポイントへ移動。



ここは下りの潮が入ると沖ノ島のかけ上がりの浅いほうへ潮が流れるのでいい感じだと思っていたのだが今日の潮は沖ノ島に当たらずにそこをかすめて沖に向かっている。
しばらくやってみたがやはりアタリはなく、またコイヅキへ戻ってきた。船団の中で3匹マアジを釣ったが完全に潮が止まっている。転流時刻にはまだ1時間ほどあるけれども潮は上りになっている。多分潮流が渦巻いていて反転してきているところに入ったのだろう。これではダメだと思い、もっと潮のながれているところはないかと考えラピュタ前へ移動。



ここは少しの潮でも底が取れないくらいにいつも流れが速い場所だが今日は簡単に底が取れるほど潮が遅い。ここでも少しだけやってみてあきらめてしまった。すでに転流時刻を迎えていたのでダメ元でまったく船の影が見えないが田倉崎の前に移動。魚探にはポツポツと反応が出ているがやはり船がいないということは釣れないということだ。ひょっとして潮が上りに変わると釣れる可能性もあるのじゃないかと思ったけれども午前中に終了するのが僕の主義なので簡単にあきらめてしまった。

多分だが、サビキ仕掛けのままでコイヅキで粘っていたらもう少しアジが釣れたのかもしれない。しかし、今日はというか、今日も加太へ来たら真鯛だろうという気持ちの方が強かった。これはこれで覚悟の上の貧果ということで納得しなければならない。しかし、小さいマアジ5匹ではアジフライを作って家族4人で食べるには物足りない。やっぱり釣れる魚を釣るというのが一番大切だということも実感してしまったのだ。

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