イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2014年01月04日 | 釣り
場所:加太沖
条件:中潮8:36満潮
潮流:5:17転流 9:16上り3.1ノット最強
釣果:真鯛50センチ以下5匹 ハマチ2匹

今日は初釣りだ。天気もいいし、潮もいい潮だ。
そういう意味では満を持しての出撃だが、これでボウズで帰ってきたら最悪だというプレッシャーもかなりのものだ。

初出勤は夜明け前だったが当然ながら座席で眠ってしまっていたので、今年はじめて見る朝日はまばゆいくらいの黄金に輝いていた。何やらよい兆しなのだろうか?



船団が僕の第1テッパンポイントに集結していたので僕も戦列の端のほうに入って釣りを開始。
いきなり根がかりで仕掛けをロストしてしまった。朝日は吉兆だったはずだがなにやら怪しいスタートだ。
しかし、そんな不安も吹き飛ぶアタリが間もなく出た。活性が高いのかハリ掛かりも素早い。
そして2回目のアタリはすぐ後にきた。今日の最大、50センチだ。

2回目の流しではアタリがなかったが、3回目の流しでこれまたアタリが連発。
しかし、この3回目の流しの途中から準備不足がたたってしまった。釣れているビニールのストックがなくなってしまった。
年末のボウズに打ちひしがれて何の準備もしていなかったのだ。その前にけっこう作っていたつもりだったのだが・・・。
仕方がないので道具箱のスミのほうに残っていた長らく使っていないビニールを持ち出して継続するが、疑似餌の釣りは確信の釣りだ。この疑似餌はダメなんじゃないかと思い始めると釣れる気がしなくなる。

しかし、4回目の流しでハマチの2連。それでも今日はなかなかだ。
時刻も潮流が最強になる時間を過ぎてしまったので幸運を使い切らないうちに終了。
3時間でこれだけ釣れれば十分だろう。なんとか初釣りは形がついた。これが一番うれしい。
帰りの道中もなんとも穏やかな海面だ。この海のようにこの1年、何事もなく平穏無事に過ごせることを祈るばかりだ。




家に帰って燃料補給の途中に毎年恒例のひとり初詣だ。
玉津島神社から塩竈神社へお参り。
 
塩竈神社は安産の神様だが去年もお参りしたのでとりあえず参内しておいた。
その後妹尾山へ。毎週に近いほどこの前を通っているが、橋を渡るのは初めてだ。
島の中心には徳川頼宣公の生母で側室とはいえ徳川家康の奥さんであった養珠院を弔うために建立されたという多宝塔があった。
こんなところにこんな由緒正しき建物があったとは今の今まで全然知らなかった。



次は和歌浦、田ノ浦、雑賀崎の各港の恵比寿神社に大漁祈願と海上安全のお願いにお参り。
和歌浦の恵比寿神社には残念ながら鍵がかかっていてお参りができなかった。横にお稲荷さんがあったので仕方なくこっちにお参り。う~ん、これではこの方面に釣りに行くキスが今年もダメなんじゃなかろうか・・・。

  

燃料補給後は僕の港の地区の氏神様へお参り。
ここは僕が子供の頃からお参りに行っていた神社だ。初午の時にはここでも餅まきをしていた。大人が燃えるので子供はだいたい端のほうでおこぼれを頂戴する。姑息な僕は参道の林のなかに隠れて流れ弾のお餅を待っていたものだ。

その後は矢ノ宮神社へ、



最後に円珠院へ。ここは徳川頼宣公が1622年に建立した武運長久を祈願する紀州徳川家の祈祷所だったそうである。遊学から帰ってきて肩身の狭い思いをしていた南方熊楠もここで寄宿生活をしていたそうであるが、なんとも寂れたところだ。鳥居があって石仏がいたるところに坐しているという不思議なところだ。だれもお参りをする人がないようで、賽銭箱すらなかった。日本らしい神仏習合の場所なのになんとももったいない。



まあ、これだけお参りすれば、ひとりくらい僕にご加護を与えてくれる神様もおわしますことだろう。
それを祈るばかりだ。
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