全日本さば連合会(全さば連)/監修、池田陽子 (サバジェンヌ)/著 「鯖 サバが好き! 旨すぎる国民的青魚のすべて」読了
タイトルが面白そうだったので手に取ってみたけれども、以前に読んだ、「サバの文化誌」のような内容を期待していたのだが、全編にわたってサバ料理の出る店やブランドサバの紹介など、カタログ紙のような内容で少々がっかりしてしまった。
監修している、「全日本さば連合会」という団体のメンバーを見てみると、確かにグラフィックデザイナーや広告代理店の社員などマスコミ、広告関係の人たちばかりだ。食文化や歴史、宗教などの研究者のような人たちはまったくかかわっていないのだから僕の期待が外れるのも仕方がない。
せめて珍しい料理法のレシピでも出てこないかとページをめくったけれどもこの本に関係する人たちは自分の手を使うのではなく、お金を払って出来上がったものを食べるだけの人たちだったようだ。
まあ、よく考えれば、食材としてのサバは鮮度の維持が大変だ。新鮮なものを手に入れて料理をしようとすると、自ら釣りに出るか漁港で待ち構えているかしかないのだからそれも仕方のないことか。だからサバ缶しか出てこないのだ。僕の期待の方が大きすぎたようだ。
ただひとつ良い点を上げるとするならば、中身があまりないあまり、すぐに読みきることができたことだ。この本は1月19日の帰宅の電車の中から読み始めたのであるが、この日、JRではまたまた人身事故が発生した。僕の乗った電車が和歌山県との県境まであと10分ほどというところだっただろうか、前を走る列車が人身事故を起こしたというアナウンスが流れてきた。

今週は14日に次いで2回目だ。ひとがひとを呼ぶのか、こういうことは連鎖する。年末なんかとくに多くなるような気がするのだが、年を越えてのこの時期、連鎖というのはあまり記憶がない。どちらにしても迷惑千万で、アンガーマネージメントというのは大切だとは思うけれども湧き上がってくる怒りと落胆をコントロールしてそれをあっさり手放すことができない。誰かに文句を言おうにも言っても仕方がないとわかってはいるのだが・・・。
地下鉄の駅に到着するのがあと30秒早ければ僕はもう1本早いJRに乗ることができてこの事故が起こる前に現場を通り過ぎることができていたと思うとその怒りが余計に増幅してくるのだ。
ここまで来てしまっていると振替輸送を利用するのにはまた天王寺方面へ戻らねばならない。相当時間をロスするけれども、前回は待とうと決めてよけいに帰宅が遅くなってしまったことを考えて遠回りを決めたのだけれども、それが裏目に出てしまったかどうか、結局、帰宅まで合計約4時間もかかってしまった。

その間に1冊全部読みきってしまってまだ時間が余ってしまった。
僕もサバをこよなく愛する人間のひとり、だからこそもっと読み応えのある内容を期待したかった。
タイトルが面白そうだったので手に取ってみたけれども、以前に読んだ、「サバの文化誌」のような内容を期待していたのだが、全編にわたってサバ料理の出る店やブランドサバの紹介など、カタログ紙のような内容で少々がっかりしてしまった。
監修している、「全日本さば連合会」という団体のメンバーを見てみると、確かにグラフィックデザイナーや広告代理店の社員などマスコミ、広告関係の人たちばかりだ。食文化や歴史、宗教などの研究者のような人たちはまったくかかわっていないのだから僕の期待が外れるのも仕方がない。
せめて珍しい料理法のレシピでも出てこないかとページをめくったけれどもこの本に関係する人たちは自分の手を使うのではなく、お金を払って出来上がったものを食べるだけの人たちだったようだ。
まあ、よく考えれば、食材としてのサバは鮮度の維持が大変だ。新鮮なものを手に入れて料理をしようとすると、自ら釣りに出るか漁港で待ち構えているかしかないのだからそれも仕方のないことか。だからサバ缶しか出てこないのだ。僕の期待の方が大きすぎたようだ。
ただひとつ良い点を上げるとするならば、中身があまりないあまり、すぐに読みきることができたことだ。この本は1月19日の帰宅の電車の中から読み始めたのであるが、この日、JRではまたまた人身事故が発生した。僕の乗った電車が和歌山県との県境まであと10分ほどというところだっただろうか、前を走る列車が人身事故を起こしたというアナウンスが流れてきた。

今週は14日に次いで2回目だ。ひとがひとを呼ぶのか、こういうことは連鎖する。年末なんかとくに多くなるような気がするのだが、年を越えてのこの時期、連鎖というのはあまり記憶がない。どちらにしても迷惑千万で、アンガーマネージメントというのは大切だとは思うけれども湧き上がってくる怒りと落胆をコントロールしてそれをあっさり手放すことができない。誰かに文句を言おうにも言っても仕方がないとわかってはいるのだが・・・。
地下鉄の駅に到着するのがあと30秒早ければ僕はもう1本早いJRに乗ることができてこの事故が起こる前に現場を通り過ぎることができていたと思うとその怒りが余計に増幅してくるのだ。
ここまで来てしまっていると振替輸送を利用するのにはまた天王寺方面へ戻らねばならない。相当時間をロスするけれども、前回は待とうと決めてよけいに帰宅が遅くなってしまったことを考えて遠回りを決めたのだけれども、それが裏目に出てしまったかどうか、結局、帰宅まで合計約4時間もかかってしまった。

その間に1冊全部読みきってしまってまだ時間が余ってしまった。
僕もサバをこよなく愛する人間のひとり、だからこそもっと読み応えのある内容を期待したかった。