イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2019年01月10日 | 2019釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 9:14満潮
釣果:コウイカ 2匹 ホウボウ マゴチ各1匹

昨日も休みを取っていた。わが社は優しい会社で、半期で2日、リフレッシュ休暇というものを取れる。まあ、もらえると言っても、有給休暇を取るだけのことなのだが、これも働き方改革の一環で有給休暇を取りやすくしようという方針で設けられた。それでもあまり取る人はいないけれども、この時期、磯釣りに行きたいと考えて2連休にしてみた。しかし、昨日は相当強い冬型の気圧配置。とてもじゃないけれども釣りに行ける日ではなかった。ところが心の左端っこのほうでは少しホッとしている自分が潜んでいる。磯での釣りというと、たくさんの荷物を車に積んでと長距離の移動をしなければならない。帰宅も遅くなり、万が一釣果があるとそれも捌かねばならず、洗い物も多い。高速代、エサ代、渡船代かかる費用もバカにならない。そんなことを考えると二の足を踏んでしまうのだ。船の釣りだと荷物も帰ってからの洗い物も格段に少ない。今日は竿1本と発泡スチロールの小さな箱がひとつだけだ。じゃあ、磯釣りに行かなければいいじゃないかというものだが、そこはそれ、やっぱりあの竿先をひったくていくグレのアタリも面白い。
だから、2連休すれば次の日も楽だと考えたのだが、天の神にはそんな不勤勉で邪な心を見抜かれてしまっていた。ちゃんと会社に行きなさいという啓示だったのかもしれない。

結局、昨日は十日ゑびすにお参りして午後からはタチウオ用の竿作りで終わってしまった。

 

えべっさんも人件費の高騰なのかそれとも原材料の高騰なのか、毎年買う小さな熊手の値段が500円から700円に一気に4割増額になっていた。ご利益も4割上がればいいけれども、差額の200円は誰かの懐に収まってしまうだけなのだろう。

そして今日、もとも2連戦を考えていた通り、コウイカを狙っていつものポイントへ行ってみた。しかし寒い。ものすごく寒い。風あまりないけれどももう、気温自体が低い。アメダスのデータでは午前7時の気温は0.4度だったそうだ。
それでもいつものポイントに仕掛けを下すと10分ほどでイカが掛かった。おお、やっぱりいるではないかと一安心。その後すぐ、絶対にイカではないアタリがあり上がってきたのはホウボウ。スッテでも食ってくるのは驚きだ。そしてよくぞハリ外れしなかったものだ。今日のポイントは新々波止の元も切れ目の一番地方に近いところだった。なるべくその場所を意識して船を流すと強烈なアタリが出た。これもイカではない。それもかなりの引きだ。しかしかえしのないスッテではドラグを緩めることができない。幹糸は4号。まあ、これで仕掛けが切れてしまえばすぐに帰れるというものだ・・。だからひたすらリールを巻く。これがよかったのか水面に現れたのは50センチはありそうなマゴチだった。タモの用意もないので一気に船の中に引き上げる。その後2匹目のコウイカ。これはかなり大きかった。それから1回だけイカパンチがあったけれども鉤には乗らず。午前9時を回って寒さがどんどん体に染みてきた。
今日は高気圧が日本列島を覆っているはずだが低い雲が空一面に垂れ込めている。



少しでも日差しがあれば大分寒さも違うのだが、時間が経っても全然暖かくなってこない。それに加えて魚を締めたり、台風でデッキブラシやイカを活かしておくバケツが流されたままなので一面の墨を洗い流すたびに手が濡れる。手袋も濡れてしまった。そんなことをしているのでもう、指先の感覚が無くなってしまっている。



アタリもなくなってきて午前9時20分でギブアップ。






コメント
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