イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2016年11月17日 | 2016釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 8:15満潮
釣果:コウイカ 6匹

夕べは仕事でもプライベートでも年に何回、いや、ほとんど行かない飲み会だった。同席の一人は同業他社の僕と同じような仕事をしている人、もう一人は商品のメーカーの役員さん、役員さんと言っても大きい会社ではなく職人さんがひとつひとつ手作りでバッグを作っているという、今の日本にはもう数少なくなってしまった会社だ。役員さんと、僕もその同業者の彼とは仕事上の取引はないのだが、彼が昔から懇意にしていて、僕もその役員さんとは以前に名刺交換をしたことがあるというので一度集まりましょうかということになった。

このメーカーは3年前に一度倒産した。この役員さんも当時からおられた方なので相当な苦労があったそうだ。まずは自分の先のことを考えず、ブランドのステイタスを守るため、取引先を回って商品を叩き売らないようにお願いをして回ったそうだ。この会社が消滅してしまうと日本からクラフトマンシップの火が消えてしまうという危機感だけで動いていたと教えてくれた。このメーカーの製品は確かに作りは丁寧で細部にわたって使い心地にこだわっている。たくさんのメーカーやファンドに救済も求めたそうだが幸運にも存続が決まり今に至っている。
自分の仕事に誇りを持つことのすばらしさと本当にいいものはこの世からは無くなってしまわないのだということを酔っ払いながらも認識した。
同業者の彼の話はほとんど僕と同じような悩みで日頃の愚痴ばかりということになるのだが、彼の話を聞きながら、給料は安いけど今年の流行語にもなりそうな「鬼十則」みたいなものがあるわけでもなく、僕の方がまだましだと酔っ払いながらも少しだけホッとした。


ということで朝は早く起きることができないと考えていたので少し時期は早いがコウイカの調査に出てみた。

朝はゆっくり完全に明るくなってから出港。思ったより風が強くとにかく寒い。ヒー〇テックは下しか履いていないので余計に寒い。破れがたくさんあるカッパの上着からも風が侵入してくる。



いつものポイントからスタートしたがやはり時期が早いのか全然アタリがない。やっとアタリが出たのは釣りを始めてから1時間もあとだった。あと30分アタリがなかったらやめようかと思った矢先だった。
活性が悪いのか、アタリと言ってもオモリが底をこすっているのか本当にアタっているのかよくわからないがそこは勘というかハッタリというか自分でもよく合わせられるのは大したものだと思ってしまう。
その後もアタリは少ないが何とか6匹を確保。

アタリが多かった場所は新々波止の元の切れ目の一番沖の辺りだったが底引き船は来るしバッチ網は追い回すしで、もう少しここでじっくり攻めることができればもう少し数は稼げたのではないだろうか。

 


スッテに乗ってもすぐにはずれたのは2回。去年はそんなことがなかったように思う。
去年は爆釣と言えるほどの釣果だったが今年はどうだろうか。今日の延長で終わってしまうのかそれとも月末頃には爆釣の時期を迎えるのか。
まだまだシーズンは始まったばかりだが後々のことが気にかかる。

夕食はイカづくしだが、今日はボージョレーヌーボーの解禁日。たまたま休みだったので酒のスーパーで買ってみた。何回かペットボトル入りというのを買ったことがあるがやはり味気ない。あまりにもワインを冒涜していると思ったので今年は瓶入りでコルク栓のものだ。思いっきり奮発したのだ。(と言っても税込み1,820だが・・・。)
味の方は・・、コクがない分、魚料理にもなんとか合う感じであった。





そして今年の新兵器、イカ締め用のピックだ。飾り職の秀の武器をイメージして作ってみたけれども、どうだろうか・・。



去年までナイフを使っていたがこれは我ながらなかなか使いやすい。目と目の間に差し込んでちょっとグリグリやるだけで簡単に締めることができる。
今年は何匹これで締めることができるだろうか・・・。

記録:今日の気圧配置

コメント (2)
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