イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

銀杏の笛とムカゴご飯

2016年11月06日 | Weblog
今日いただいたムカゴと銀杏を夕食でいただいた。

ムカゴはご飯とオリーブオイル炒めで、銀杏は炒って食べてみた。



銀杏は粒が大きく、もっちりで癖になる。コンロの火力が弱いのか、爆ぜることなく火が通ってしまい、キッチンバサミの握りのギザギザで割って食べたのだが、母親はこれを割れるほどの握力が残っていないのではないかと心配ししたがまだまだ十分力は残っていたようだ。まずは一安心。

銀杏の種というと、子供の頃笛を作ったことを思い出した。
種の尖った方をコンクリートブロックにこすりつけて穴を開け、釘の頭で中身を掻き出してヒゅ~っと吹くと甲高い音が鳴る。
誰に教えてもらったか、小学校の頃だったことは憶えているがそれ以外はまったく記憶がない。
でも作り方だけは覚えている。不思議なものだ。



今日の笛は懐かしい音がした。
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洲本沖釣行

2016年11月06日 | 2016釣り
場所:洲本沖
条件:小潮 3:35干潮
潮流:7:55転流 12:00 上り2.9ノット最強
釣果:タチウオ 1匹

例えば、事務所を出たすぐの信号機が青で駅まで早く行けた。電車の中で呑む缶チュウハイが特売で95円で売っていた。帰りの電車はひとり用の席に座れた。なんていうことが重なると、きっと明日はいいことがおこると思ってしまう。
昨日はすこぶるいい天気だった。高気圧は西に移動してゆくものの、すぐには荒れてこないだろう。それに明日はきっといいことが起こるはずだったのだ。
そして今日はかねてはお声がけをしていた森に暮らすひまじんさんをお誘いしての釣行だからきっといいことが起こるはずだったのだ。


午前5時45分に出港。
田倉崎を越え、中ノ瀬戸までは順調な航海であったがそこからはかなりの北風と波に翻弄されてしまった。
予報では朝のうちは波は0.5メートルであったがすでに1メートル以上はありそうだ。



なんとかポイントまで到着し、仕掛けを投入。ひまじんさんにすぐにアタリがあったようだ。
指4本くらいのいい型のタチウオが上がってきた。波は高いもののいい感じだ。そして僕にもアタリ。指3本くらいだがほぼ同時にアタリがあって幸先はよかった。ひまじんさんは次の投入でもフッキングはならなかったもののエサをかじられていた。
魚は間違いなくいるのだが、どんどん波と風がひどくなってくる。もう危険と感じ、沖ノ島の陰に隠れて釣れる場所に移動したが、コイヅキも波が高い。スパンカーに後ろからまともに風が当たり、波の谷間に舳先がめり込んだ時、完全に舵が効かなくなった。もう無理だと判断し、せっかく遠いところお越しいただいたひまじんさんには申し訳なかったが帰港することにした。
帰りも潮を浴びながらの道中であったが港の中では沖の風波が想像できないほど穏やかだ。青い空を見ていてもなんとも残念だ。



いいことは起こらなかったが、無事に波を乗り切ってくれた愛艇には感謝だ。

釣った魚は持って帰ってもらったのでクーラーボックスの氷は必要なくなり港の駐車場に捨てて帰った。初雪の光景みたいと言えばきれいな感じだがこれは敗北の証だ・・・。



「他人の不幸は蜜の味」、これを見た水軒渡船の釣り客はきっと、「こいつはボウズに違いない。ざまあ見ろ。」と思っているだろうがそうはいかない。
魚は手にできなかったものの、ひまじんさんから秋の山の幸をいただいた。



ヒラタケ、ムキダケ、ムカゴ、銀杏。今夜は山の幸で晩酌だ。今日はこれで十分だ。


記録:

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