場所:水軒沖
条件:中潮 8:46満潮
釣果:サバ、アジ 計35匹
いよいよ待ちに待ったチョクリの始まりだ。1週間前にはすでに群れが紀ノ川沖に到着しているとの情報だ。
今シーズンの一番最初なので朝は気合を入れて午前4時に港に到着。この時期なら東の空がすでに薄明るくなっているのだが、今日は雲が多いらしくなかなか明るくなってこない。待っているの時間がもったいないので真っ暗の中、微速で出港。
最初の方針通り、紀ノ川方面を目指す。
水深40メートルのラインまで出張って、魚の反応はないが仕掛けを下ろしてみる。
最初のうちはアタリがない。反応もない。う~ん。やっぱりまだまだ時期が早すぎたか・・・。運がよくないと群れに当たらないほど魚が少ないのだろうか。
調子のいい日は置き竿をセットしている最中に魚がアタってくるものだが・・・。
しかし、その心配は杞憂だった。午前5時過ぎにかすかなアタリを逃し、その後マルアジを1匹釣り上げてしばらく後に仕掛けが下りなくなったとお思ったら10本のハリのおほとんどに魚がついて上がってきた。この時点で置き竿にも魚が食いついている。
魚を回収して仕掛けを下ろして置き竿の魚を回収しようとしたら手持ちの竿にもう魚が食いついている。一瞬だが船上が戦場になる。
連続ではないが魚がアタる時はどっさりアタってくる。群れの密度が濃いようだ。
今日も同僚が出船している。向こうも釣れているようだ。しかし、これは精神的にプレッシャーがかかる。こっちにアタリがないのに向こうの竿が曲がっていると焦るのだ。200メートルも離れていないので、棚が間違っているのか、仕掛けの色が違うのか、もっと根本的にどうしようもないほどの腕の差なのか、悩みの波紋がどんどん広がってゆくのだ。

午前7時になる前にすでに生簀の中がそうとうにぎやかになってきた。魚体も大きい。数匹はスーパーで普通に売っている「ノルウェー産脂ノリノリ冷凍塩サバ1本780円」に引けをとらない大きさだ。
多分これ以上釣りつづけると僕のクーラーに納まらなくなる。魚を締めて帰る準備にとりかかる。
置き竿の仕掛けはすでにもつれてしまっているが手持ちの竿は生きているのでそのまま放っておいたらまた食っている。それもノルウェーサイズが3匹だ。これで本当にクーラーの蓋が閉まらなくなるかもしれない。この前の大きな鯛を持って帰るのに発泡スチロールの予備ボックスを使ってしまっているからあふれてしまうと持って帰れない。
ペットボトルのウーロン茶を放り出してかろうじて蓋が閉まった。
そして今日は母の日の前日。一応、管理職という仮面を被りながら生きる糧を得ているこの身としは嘘でもなんでも職場に顔を出さなければならない。とりあえず上司に顔を確認して置いてもらえさえすればいい。“show the flag”なのだ。それも開店時間に顔を見られればなおのこといい。友人の家に魚を放り込んで15分前に滑り込んで今日の体面を保つことができた。

久々の大漁だ。今年はちょっと期待が持てるのだろうか・・・。
条件:中潮 8:46満潮
釣果:サバ、アジ 計35匹
いよいよ待ちに待ったチョクリの始まりだ。1週間前にはすでに群れが紀ノ川沖に到着しているとの情報だ。
今シーズンの一番最初なので朝は気合を入れて午前4時に港に到着。この時期なら東の空がすでに薄明るくなっているのだが、今日は雲が多いらしくなかなか明るくなってこない。待っているの時間がもったいないので真っ暗の中、微速で出港。
最初の方針通り、紀ノ川方面を目指す。
水深40メートルのラインまで出張って、魚の反応はないが仕掛けを下ろしてみる。
最初のうちはアタリがない。反応もない。う~ん。やっぱりまだまだ時期が早すぎたか・・・。運がよくないと群れに当たらないほど魚が少ないのだろうか。
調子のいい日は置き竿をセットしている最中に魚がアタってくるものだが・・・。
しかし、その心配は杞憂だった。午前5時過ぎにかすかなアタリを逃し、その後マルアジを1匹釣り上げてしばらく後に仕掛けが下りなくなったとお思ったら10本のハリのおほとんどに魚がついて上がってきた。この時点で置き竿にも魚が食いついている。
魚を回収して仕掛けを下ろして置き竿の魚を回収しようとしたら手持ちの竿にもう魚が食いついている。一瞬だが船上が戦場になる。
連続ではないが魚がアタる時はどっさりアタってくる。群れの密度が濃いようだ。
今日も同僚が出船している。向こうも釣れているようだ。しかし、これは精神的にプレッシャーがかかる。こっちにアタリがないのに向こうの竿が曲がっていると焦るのだ。200メートルも離れていないので、棚が間違っているのか、仕掛けの色が違うのか、もっと根本的にどうしようもないほどの腕の差なのか、悩みの波紋がどんどん広がってゆくのだ。

午前7時になる前にすでに生簀の中がそうとうにぎやかになってきた。魚体も大きい。数匹はスーパーで普通に売っている「ノルウェー産脂ノリノリ冷凍塩サバ1本780円」に引けをとらない大きさだ。
多分これ以上釣りつづけると僕のクーラーに納まらなくなる。魚を締めて帰る準備にとりかかる。
置き竿の仕掛けはすでにもつれてしまっているが手持ちの竿は生きているのでそのまま放っておいたらまた食っている。それもノルウェーサイズが3匹だ。これで本当にクーラーの蓋が閉まらなくなるかもしれない。この前の大きな鯛を持って帰るのに発泡スチロールの予備ボックスを使ってしまっているからあふれてしまうと持って帰れない。
ペットボトルのウーロン茶を放り出してかろうじて蓋が閉まった。
そして今日は母の日の前日。一応、管理職という仮面を被りながら生きる糧を得ているこの身としは嘘でもなんでも職場に顔を出さなければならない。とりあえず上司に顔を確認して置いてもらえさえすればいい。“show the flag”なのだ。それも開店時間に顔を見られればなおのこといい。友人の家に魚を放り込んで15分前に滑り込んで今日の体面を保つことができた。

久々の大漁だ。今年はちょっと期待が持てるのだろうか・・・。
