21日は東京・赤坂のサントリーホールへNHK交響楽団の定期演奏会を聴きに行った。名古屋の友人が一緒に行きたい、というので、昨年末に席をとったのだが、所用で来れなくなり、かみさんと行った。サントリーホールでN響の演奏会を聴くには初めてのことで、ワクワクしていた。席は前から3番目の右端で、演奏者の顔がよく見えなかったが、サントリーホールだけに音だけは十二分に聴け、さすがN響といった感じであった。
入口で渡されたパンフレットを見ると、指揮、オーボエ ハンスイェルク・シェレンベルガーとなっていて、解説文を読むと21年間ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・オーボエ奏者を務めた後に指揮者としての研鑽を積んだ、と書いてある。欧米では楽団員から指揮者になる例は珍しくないとか。今回、どんな指揮と演奏を見せてくれるのか、まさか指揮台の上でオーボエを吹くのではなかろう、と思っていたら、最初の曲目、モツアルトの「セレナード第10番変ロ長調K.361」では13人の演奏者と一緒に壇上に登場し、円形に座った一番左端に座り、全体をリードしながら、見事にオーボエを演奏した。
同曲は短いながら第7楽章まである。オーボエだけでなくクラリネット、ファゴットなど管楽器ばかりの編成で、きれいで伸びのある音色をホール全体に響かせてくれた。
休憩時間にくつろいでいたら、廊下を盲導犬を連れた老女が前を通っていった。ソフトバンクのコマーシャルではないが、犬までが音楽を聴くのか、と思った。犬は人間より耳は発達しているので、少なくともいい音楽か、そうではないかの見極めがつくのだろう。
後半はモーツアルトの歌劇「イドメネオ」バレエ音楽K.367と同じくモーツアルトの交響曲第40番ト短調K.550で、こちらではハンスイェルク・シェレンベルガーは指揮台の上からタクトを振るった。曲目のせいか、タクトを振るテンポが早い感じがしたが、指揮をしている人が先ほどはオーボエの名演奏を聴かせてくれた、と思うとそれだけで指揮棒が素晴らしく思えてくるから不思議だ。
天は二物を与えない、というのはこと天才には通じない、と思えてくる。
入口で渡されたパンフレットを見ると、指揮、オーボエ ハンスイェルク・シェレンベルガーとなっていて、解説文を読むと21年間ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・オーボエ奏者を務めた後に指揮者としての研鑽を積んだ、と書いてある。欧米では楽団員から指揮者になる例は珍しくないとか。今回、どんな指揮と演奏を見せてくれるのか、まさか指揮台の上でオーボエを吹くのではなかろう、と思っていたら、最初の曲目、モツアルトの「セレナード第10番変ロ長調K.361」では13人の演奏者と一緒に壇上に登場し、円形に座った一番左端に座り、全体をリードしながら、見事にオーボエを演奏した。
同曲は短いながら第7楽章まである。オーボエだけでなくクラリネット、ファゴットなど管楽器ばかりの編成で、きれいで伸びのある音色をホール全体に響かせてくれた。
休憩時間にくつろいでいたら、廊下を盲導犬を連れた老女が前を通っていった。ソフトバンクのコマーシャルではないが、犬までが音楽を聴くのか、と思った。犬は人間より耳は発達しているので、少なくともいい音楽か、そうではないかの見極めがつくのだろう。
後半はモーツアルトの歌劇「イドメネオ」バレエ音楽K.367と同じくモーツアルトの交響曲第40番ト短調K.550で、こちらではハンスイェルク・シェレンベルガーは指揮台の上からタクトを振るった。曲目のせいか、タクトを振るテンポが早い感じがしたが、指揮をしている人が先ほどはオーボエの名演奏を聴かせてくれた、と思うとそれだけで指揮棒が素晴らしく思えてくるから不思議だ。
天は二物を与えない、というのはこと天才には通じない、と思えてくる。